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夜、徹頭徹尾に反して  作者: ぺしゃ猫丸
5/5

部活

ああああああ。

文章力がほしい。

そのためには数をこなそう。

翌日、朝6時に起き。

僕は、学校へと足を運ぶ。

玄関で上履きに履き替え教室へ。


「おーっすー、おはよう!」

「ああ、健太、おはよう。」

「なあ、智也。今日の放課後部活体験があるらしいよ。一緒に見に行かないか?」

「あー、うん。いいよ。」


そうして、授業が始まり。

ぼーっとしてたらあっというまに授業が終わった。

感想はと言えば、中学とあんま変わんない。

最初の、1週間は4時間目までしかないのだ。

1週間後から6時間目まであると考えるとゾッとする。


「智也〜!行こうぜ!」

「はいよ〜。どの部から回る?」

「俺な〜、中学校でバスケ部だったからさ、運動部に飽きちゃって文化部に入りたいんだよね〜。」

「お、そうなんだ。はは、僕もこう見えてバスケ部だったんだよ。」

「ええ、見えねーな!今度よかったら一緒にやろうぜ。バスケ。とりあえず文化部の教室回ってみるか〜」

「うん。それがいい。賛成。」


まず、一つ目、「茶道部」。

「あ、君ら。部活体験かな?」

「はい、そうです。」

「そうかそうか!はじめまして、私は、3年生の南小鳥(みなみことり)って言います。ここで部長をやってるのよろしくね。部員は全員で20人。みんなで茶道の勉強をしながらお菓子とか食べてるの。」

「はい、南先輩!よろしくお願いします。」


なんか、聞いたことある苗字だなと思いつつ。

部活を体験させてもらった。

なんていうか、正座で足が痺れた。

でも、お菓子がめっちゃ美味しい。

しかも、自分で作ったお茶と絶妙に合う。


「ふふ。お菓子おいしいでしょ。実は私の家で作ってるのよ。」

「ええ!先輩の家で!?俺、ちょっと先輩の家行っていいですか。」

「おい。」


そして、教室を出た。

悪い気はしなかったが、

実際入ろうってなると入りたいとは思わなかったかもしれない。


そして、二つ目、「吹奏楽部」。

金管楽器を経験させてもらった。

僕は、アルトサックス。

健太はトロンボーン。

全然、吹いても吹いても音が出なくて、

腹筋がバキバキになりそうになった。


「智也。俺にはトロンボーンの才能がないみたい…」


健太がそう言って。周りの先輩はみんな笑ってた。


次に、3つ目「演劇部」。

教室の前を通りかかった時、

すごく大きくて感情のこもったセリフが聞こえてきた。とても僕にはできないだろう。


「智也。ここは俺達には向いてない。飛ばそう。」

「うん、僕も。ここまでうまくできる自信ない。賛成。」


と言って教室をスルーしました。ごめんなさい。


そうして、4つ目「軽音楽部」。


「軽音楽部か、憧れはするな。」

「僕は…、音楽あんま知らないしなあ…」

「まあ、入ってみようぜ。」

「失礼しまーす。」

「お、お、部活体験の子かな??どうぞどうぞ入って。」

「ありがとうございます。」

「えっと、はじめまして、俺は、3年生で軽音楽部部長の高治誠(たかじまこと)っていうんだ。よろしく。パートはギターやってるよ!ここは君らが想像する軽音楽部そのままだよ。楽器体験してみる?」

「えらくざっくりした説明ですね先輩!やってみたいです!」

「健太は、なんの楽器やってみたいの?」

「うーん、なんだろうな。智也は?」

「うーん、僕はー…うーん。」

「はは、智也くんと健太くんね。じゃあ智也くんはギター似合いそうだからギター。健太くんはベース似合いそうだからベースやってみようか!」

「せ、先輩、そんな決め方で大丈夫なんですか!?」

「楽器はじめるきっかけなんてみんなそんなもんだよ。」

「へえ、そんなもんなんだ…!」


そうして、健太はベースの先輩に

少し離れた席に連れていかれた。


「智也君だっけ?俺のギター持ってくるから、ちょっと待っててね。」

「はい、ありがとうございます!」


高治先輩は、とっても身長が高く。

なんていうか高身長イケメンだ。

それしか表現のしようがない。

ガラッと教室が空いて、ギターを片手に先輩が入ってきた、ギターも似合う。完璧かよ。


「ほら、これ使って。」

「ありがとうございます。」


ギターは、フェンダーのストラトキャスター。

赤色ですごくシンプルなやつだ。

まあ、先輩から聞いたんだけどね。


「…」

「…えっと…最初って何からすれば…。」

「ああ、ごめんごめん、あまりにギター似合いすぎてね見とれてたよ。じゃあ、最初はコードをやってみようか。」


ギター似合ってるのか?僕?っと思いつつ、コードを教えてもらう。

まず最初にCコード。

最初なのにレベル高いっていうか、

指が開かん、指痛てぇわ。

その次にGコード。

まだCコードよりかは抑えやすい。

次に、Am(エーマイナー)

あれ、楽になったぞ??

そして、Em(イーマイナー)

あれれ、これも楽だ。

次にF。これがなんとも言えないほどきつい。

人差し指で全ての弦を抑えつつ。

中指薬指子指全部使うなんて。無茶苦茶すぎる。


「それで、そのコードを続けて弾いてみようか」

「はいっ、先輩。」


案の定出来なかった。


「はは、最初だから仕方ないよ。ゆっくりゆっくりやってごらん。」


そして、

僕は、ゆっくりじっくりコードの練習をした。

ふと気づく頃には、コードを続けて軽く弾けるようになっていた。


「おお。よくなったね。2時間でここまでできるようになるとは、智也君結構センスあるよ。」

「えっ。2時間!?」


僕は、耳を疑い。時計をみた。

時計は16時30分を、指していた。

最初の1週間は、新入生の下校時間が決まっていて、16時30分なのだ。

コードの練習をしてるうちに時間を忘れてた。

てか、弾けた時の達成感が凄すぎて次のコード次のコードってしてたから、時計みるの忘れてた。


「高治先輩、僕達、そろそろ下校時間なので帰りますね。2時間もたってたとは…」

「あっ、そうだったね。そういえば下校時間があったんだな。いいよ!またいつでもおいでね。」

「おい、健太!もう16時30分だよ!!」

「ええ!?まじ!?やっべ。」


彼も同じく。時間を忘れてたらしい。


「では、先輩またよろしくお願いします。ありがとうました。」


僕達は、教室を出た。

高治先輩は、僕達が階段降りるまで、

笑顔で手を振ってくれてた。いい先輩だ。


「智也〜、部活決めた?」

「僕、ギター始めるよ。なんかうん。楽しかった。」

「奇遇だな。俺もベース始めようかなって思ってた。なんていうか俺にはこの楽器だって感じしたよ。」

「うんうん。いい先輩いっぱいいたしね。」

「じゃあ、明日2人で入部届けだそうぜ!」

「おっけー!」


僕達は、軽音楽部に入ることにした。

先輩もいい先輩ばかりで。

何せ時間を忘れるくらいに楽しかった。


「智くーーーん、健ちゃーーーん!!」


なんか、廊下をすたたたっと走る音が聞こえる。


「智くん!健ちゃん!今帰りっ??ゼェゼェ」


いやいや、そんな走らんでも…。


「うん。そうだよ。今帰り。」

「うおー。琴音。お前も今帰り?」

「うんうん!一緒に帰ろうよ!部活体験終わって、歩いてたら発見して、走ってきちゃった。」


そうすると、遅れてすたたたっとって聞こえた。


「まってよーー…。琴音ちゃん

〜…」

「あ、佳奈子。」

「あああああああ。かなっち!!ごめんね…。智くmんと健ちゃんがいたのが衝撃すぎて走ってきちゃったよ…。」

「はは、2人も部活体験してたんだ?で、部活決まった?」

「うん!決まったよー!かなっちと私は、茶道部に入ることに決定しましたあ!!!」

「へえ!お菓子美味しかったよな。俺お代わりしちゃったし。」

「でしょ!あれ家で作ってるおかしなんだよ!?」

「え?ってことは南先輩って。」

「そう!私のお姉ちゃん!」

「え。まじで?全然容姿も性格もちがうじゃん。どっちかっていったら佳奈子のが似てねーか?」

「僕も、少しわかるかもしれない。」

「もー、どういう意味!?」


南先輩は、身長も高めで、黒髪のロングストレート。超がつくほどの上品っぽさが溢れたお方だった。琴音ちゃんの姉だったとは…。


「2人は何にしたのー…?」

「あー!それ、私も気になるー!」

「俺らは、軽音楽部にしようかなあって言ってたところ!」

「僕は、ギターで、健太はベースやるんだ。」

「えーー!?出来んのー?」


琴音ちゃん、さっきの若干怒ってない?


「はは、それは置いといてお互い頑張ろうよ。」


琴音ちゃんは、お姉ちゃんの件か、

始終ぷくっと膨れてた。

そして、みんなで下校した。

部活。ちなみに僕は

中学校バスケ部

高校生帰宅部

現在音楽部っていう。

自分の経験を活かそう的な発想です。(笑)

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