初登校
眠い。けど書いた!
プロローグだけやとおもんないなーと思ったので!
基本こんな感じで物語展開させます!
中学3年生の思い出。
それは、もう、ちょっと懐かしくて、なんだか、4月の春の暖かさが少しこそばゆく感じるこの感じ。
そう、僕も今日からは高校生なのだ。
朝、アラームに起こされて。
慣れない制服のポロシャツに腕を通し。
慣れない手つきでネクタイをしめる。
ぶかぶかなブレザーに、
ベルトで腰にしっかりと固定させた制服ズボン。
何から何まで全てがこそばゆく感じる。
「あら、似合ってるじゃない!智也も。もうこんなに大きくなったのね.....。」
母親は、そう言うが、
僕はそれどころではなかった。
クラスのこと。趣味のこと。部活のこと。
友達ができるかどうかなんて確証はないだろう。
はは、それは言い過ぎかも知らないが。
とにかく、それくらい不安で仕方ない。
「そ、そうかな。まだ制服ぶかぶかだし、実感わかないわ…。」
「そんなことないわよ、今日からは智也、高校生なのよ。自覚持って、青春しなさいね!お母さん後から行くから!いってらっしゃい!」
「はぁ…。じゃあ、いってきます。」
そうして、僕は玄関を出た。
高校までは、駅まで自転車で行き。
電車に乗って、そのまま1本で行ける。
自転車に乗ってる間は、そうでもなかったんだけど、学校の最寄りの駅に近づくに連れて、自分と同じぶかぶかの制服を着た、同じ学校であろう同級生であろう人がちらほら乗り始めると、そりゃ僕の胸の中のこそばゆさは最高潮だ。あと、満員電車
で結構きつかった。
駅に着いて。電車の扉が開くと。
ものすごーい人数の、同じ制服姿の人間がズラリ。
やっぱり、新しい環境は疲れる。とか
不安することは本当に疲労に繋がる。とか
考えてたら、なんか改札の所で戸惑ってる子が居る。おそらく同じ新入生だろうが声をかけようか迷った。
「どうかなさいましたか??困ってるみたいですけど…」
僕は、心配だったので、仕方なく声を掛けた。
「あぁ…え…っとー…あの…その…」
「ん…?」
いやいや!!そんな困られても。僕の方が困るから!!と思った。
「あの、そうです…!切符をなくしちゃったんです…!」
「ああ。そういうことか。」
なんか、今。この子自分がやらかしたことすら忘れてなかった…?とか思いつつ、顔を下げると、くりんっとしたお目目で、鼻はなんだかちょっと平べったいのが特徴だが、別にブサイクではないような感じで、身長は150ちょいくらい?のまあ、とにかく身長が小さい黒髪のショートヘアの女の子がたじたじして僕の目の前に居た。ちなみに僕は身長163cmくらいかな、どうでもいいが。
「じゃあ、そこの駅員さんに言ってみましょうか…。区間分の料金聞かれると思うんで、言ったら通れると思いますよ。」
「わぁ…!!ありがとうございますっ…!」
最後まで、たじたじだった。
そして、僕は改札をくぐる。
あの子が行けたのかを確認し、歩き始めると。
後ろからすたたたたーっと走ってくるような足音が聞こえた。
「あのっ…!さっきはありがとうございました!」
「ああ、大丈夫ですよ。吉良咲高校の人ですか?」
「はいっ…!そうです…!今日から高校生なんですが …中学校から一緒の子とかいなくて…電車も慣れてなくて…ブツブツ」
そこまで言い訳しなくても…と思った。
「あ、そうなんだね…!じゃあ、僕と同級生ってことかあ…!僕は、平井智也って言うんだよろしくね!」
「ええ!!そうなんだ!!年上かなって思っちゃってたー …。私は、南琴音って言うんだー。こちらこそよろしくね!よかったら
学校まで一緒に行かない…?道とかわかんなくて…。
」
「はは…今日は、入学式だから1年生しかいないとは思うけどね…。うん、じゃあ一緒に行こうか。」
てなわけで、一緒に行くことになりました。
申し遅れたが、吉良咲高校というのは、今日から、僕や琴音ちゃんがお世話になる学校で、創立が5年前っていう超絶新しい高校だ。設備とかが凄くて。
実際、僕もそこにひかれて入学した。新しいって言っても結構頭のいい高校で、受験は結構頑張った。
「智くんって、どこの区から来てるの??」
「僕は、如月区だよ。てか智くんって!?」
「ええ、じゃあ、私お隣さんだ!私ね。中津区!呼びやすいから言ってみたー、えへへ。」
琴音ちゃん。割と近いところに住んでた。
てか、智くんってなんだし。若干可愛いやんけ!!!
如月区と中津区は隣の同士の区だ。
まあ大まかに言うと如月区の駅から1つ乗ったら中津区につくって感じ。てか歩いて行ける。
「近いな、地元トークとか通じそう」
「えへへ、ほんとだねー!クラス一緒だといいなー!」
俺の高校生活初登校は、予想以上に充実していた。
そして、あーだこーだ、言ってる内に校門の前についてしまった。
ぶっちゃけ琴音ちゃん。
自分の友達モデルにしてます。
鼻ほんとにひらべったいんだよね。
ヒラメちゃんって言われてるし。(笑)
でもまあブサイクじゃないし。
結構可愛い方やと思います。