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Next Eden【神とのゲーム】  作者: 葉月風都
第3章 トゥホークの街編
23/151

第22話

真・三国無双7を買ってしまいました・・・。

更新が・・・!w

<30日目>


 うう・・・。

 朝日が目に痛い・・・。


 結局夜通し騒ぎまくってしまった。『森のフクロウ亭』の食堂は死屍累々。

 魔法のおかげで二日酔いにはなっていないのだが、気分的にはそんな感じです。現実に二日酔いになったことは無いんだけどね。

 別のゲームでは経験あるから・・・。


「お、起きたかい、夕べの主役さんよ。」

「あー、大将。おはようございます~。」

「ちょっと待ってな、飲み明けに旨いもん作ってやるからよ。」


 いいにおいがする。魚かな。


 出てきたのは魚の塩焼きにお茶漬けだった。THE 朝食!

 まぁ、この世界お米は無いので、麦や豆、それに雑穀だけど。

 うまうま言いながらかっ込んでいたら、だんだんと屍共が動き出した。


「あ、生き返りましたね。」

「人をゾンビみたいに・・・。大将、旨そうなにおいさせてるな・・・。」

「待ってろ、作ってやるから。」


 朝昼兼用の食事を済ませるPCご一行でした。


「うあー、生き返ったーっ。ギリギリ昼前だな。どうすっかなぁ。」

「討伐系は厳しそうな時間ね。採取とか調達系のクエスト受けつつ、スキル上げでもする?」


 夕べの人間・男の剣士(名前はガイ。ありがちね。)と【魔物使い(モンスターテイマー)】の取得に成功したエルフ娘の弓使い兼魔法使い(名前はユウ。本名かな?)が何やら今日の予定を立て始めた。PT組んでると予定を立てるのも面倒と言えば面倒そうだなぁ。


「カグヤさんは今日は何か予定があるかい?」

「え、私?」


 おっと、急に振られたので少し驚いたわよ。

 まぁ、夕べの流れで行けば、私もフクロウ(ここ)の仲間と思われても不思議じゃないかしら。


「今日は何も無いですね。といっても、基本的に予定は未定の人です、私。」

「そうか。じゃあ、今日一日くらい一緒にどうだい?」

「そうよ。せっかくだし、一度くらいPT組んでクエストしてみましょうよ。」


 ユウが言うと、獣人娘の双剣使い(名前はミルカ。ショートソードの二刀流だ。)とドワーフの回復役兼戦士(名前はゴーディ。回復メインだそうだ。)がお茶碗片手にうんうんと頷いている。

 フクロウ亭のPCでは一番レベルの高いPTだそうだ。平均レベルは45。

 半分か・・・。

 採取系のスキル上げクエストやるっぽいから問題ないっか。


「ええ、問題ありませんよ。ご一緒します。どのようなクエストを?」

「ここから馬で2時間ほど西に行ったところに、森に囲まれた岩山があるんだが、そこで取れる【黄鉄鉱】って鉱石を納品するクエストがあるんだよ。それが結構実入りのいいクエでね。」


 何でも、5個納品すれば一人当たり5金貨、10個納品すればボーナスで2金貨上乗せされるんだそうだ。納品系のDランククエストだから、きっと採取場所に危険要素でもあるんだろう。


「ただ、その森はカンタル・ペリキートっていうやっかいな鳥のすみかになっててな。状態異常対策をしていかないと面倒なんだ。」

「何故にポルトガル語・・・。【歌う鸚哥(カンタル・ペリキート)】ですか。見た目は可愛らしいっぽいですけど。」

「そうなのか・・・。通りで歌うわけだ。見た目は美しいインコそのものなんだが、鳴き声で状態異常をランダムで引き起こすんだよ。おかげで状態異常耐性をフクロウ亭のみんなが獲得できたっていうラッキーなところもあったんだけどな。」


 なるほど。上級スキルであるところの耐性系スキルをみんなが持ってると思ったら、そういうわけだったのか。

 ということは、状態異常耐性を付与するなり、回復するなりの手段を持ってるってことになるから、必然的にゴーディは光系統魔法が第3階梯にはなってるってことだ。


「石化したらゴーディの魔法じゃ治せないんだが、一応ポーションは準備してあるから安心してくれていいぜ。」


 私の馬は【重種】なので・・・と言うと、ユウの馬に乗せてもらうことになった。


 2時間ほど走ると、言われていた通り、森が広がっていた。

 森とはいっても、クエスト目的地までは人が行き来するので、道が十分出来上がっているので馬に乗ったまま進んでいく。

 採掘ポイントまでもう少しというところで、美しい鳥の鳴き声が。


「おいでなすった!」


 リィが空中に飛び上がって索敵。私も【気配感知】と【鷹の眼】で敵を探す。

 状態異常耐性のおかげで、今のところ状態異常は発生していないが、なんだかもやもやとして気分が悪いので、早いところ元を絶ちたいところね。


「いたよ、お姉ちゃん!」

「リィ、ナイス!!」


 リィがインコを発見したので、【ダッシュ】で近づき、飛んで逃げようとしたところにこっそりと【邪眼(イビルアイ)】発動。逆に麻痺らせてやったところを、【ジャンプ】でキャッチ。

 キャッチの後、密かに魔法で麻痺を治療してやって後始末完了。


「す、すげえ・・・。素手で捕まえちまったぞ。」

「すごい身のこなしだニャア!」


 ミルカに羨望の眼差しで見られた。


「スキルレベルの問題ですよ。ミルカさんなら、軽業系のスキルを上げて行けばこのぐらいはすぐにできるようになります。」


 手の中でキョドっているインコを見せながら、ミルカに微笑み返して上げた。


「こいつめ、どうしてくれようか・・・」

「ああ、ガイさん。ちょっと私にアイデアがありまして。聞いて下さいな。」


 私が提案したのは、ユウの【使い魔(アガシオン)】にこのインコはどうかということだった。

 インコ本体が状態異常にならないということは、ある程度対象を選択する自由がこいつの状態異常スキルにはあるということだろうから、使い魔にしておいても損は無いと思う訳なのよね。

 それに、【識別(アナライズ)】してみたところによると、このインコのレベルは36。ユウより全然レベルも低いし、きっと問題なく契約できるだろうしね。


「なるほど。もしそうなら面白いことになりそうだな。どうする、ユウ?」

「ええ、せっかくレアスキル持ちになれたんだし、やってみたいわ!」


 ということで、早速契約作業開始。

 私がサフィに教わって手順を把握していたので、契約はすぐに完了した。

 契約はある種の呪いと同じだというと、少し引いていた。

 ついでに【彼方より此方へ(ザ・ケイジ)】についてもレクチャーしておく。


 全てが終わると、早速ユウはインコに名前を付けて、肩に止まらせて楽しそうにしていた。

 ちなみにインコの名前はペルだそうだ。ペリキートからの連想だね。


 採掘ポイントに到着したら、ひたすら採掘作業だ。


「ところで、夕べ聞きそびれたんですが。フクロウ亭の皆さんで、武器とか防具作成に特化されてる方っていますか?」

「あー、生産職か。んー、鍛冶はミッツがLV6だったかな?」

「ああ、そうだ。縫製はまいちゃんがLV7、金属細工はゴージがLV5で最高か。」

「LV6、7ならすごいじゃないですか!」

「ああ、生産職のプレイヤーには優先的に素材を回して、どんどんスキルレベル上げてもらった方がいいからな。装備品のランクが上がれば、戦闘職の生き残る可能性も高まる。」


 ちょっと辛そうな表情になるゴーディ。きっとこの一月で誰かPCが死んだりしたんだろうな。

 戦闘になるべく参加しないで、それでも周りに貢献したいって生産職がいるんだろう。そういうプレイヤーを責めずに分業できるんだから、フクロウ亭の仲間達は偉い。


「確かに。実は私たち、もう少し装備を整えたいと思ってるんですよ。まだ未装備箇所が結構残ってるので・・・。店売りのものだと見た目とかかなり酷いものになっちゃうから。」

「あー、それはそうだなぁ。でも、装備品はできるだけ揃えた方がいいぜ。やっぱ、生き残ることが最優先だからなぁ。せっかくの最新VRマシンなのに、いまさらデスゲームかよってな。」

「確かに。絶対生き残って、ゲームクリアして、神様と国技研とやらのお偉いさんに一発お返ししてやらないとですよ!」

「そうそう、その意気だニャア。まだウチ達は若いんだから、クリアまで5年、10年かかってもまだまだ行けるんだニャ!」


 そうそう。その通り。最年長者だって18歳なんだからさ。


 まぁ、5年も10年もかけてやるつもりはさらさら無いんだけどね!


 二時間ほど休憩を取りながら採掘した結果、【黄鉄鉱】は全部で20個も出た。【幸運】持ちの私とリィで半分の10個だけど。

 それと、レア鉱石の【青鉄鋼】が7つ。【魔石(大)】が2個も出た。


「はぁー、【幸運】スキルってのはすごいな!」

「後付けじゃ取れなそうなスキルだニャア。羨ましいニャ。」

「確かに後付けでは取れなそうですけどね。クエスト報酬系のスキルならあり得そうですから、諦めずに頑張ってみて下さい。」


 鉱石はいったん打ち止めにして、次は森の中で薬草や茸などの素材集め。帰り道がてらだけど、採掘ほど労力がいらないので楽ちん。

 地味に【疲労軽減】スキルがお役立ちっぽいぞ。


「そろそろ時間だな。19時までには街に着きたいからな。」


 だいぶ日が傾いてきた。まだまだ夕暮れには早いが、時計の針は午後4時30分を指していた。

 街へ帰るのもただ馬に乗っているだけで、とても楽ちんだった。


 街へ戻ると、まずはギルドでクエスト達成報告と報酬の受領。

 その後、フクロウ亭で件の生産組と合流して、私たちの装備品を作成してもらうことに。


「いやあ、まだまだマイスターには遠い腕前ですが、それでも良ければ。」


 そういって恥ずかしそうに笑うミッツさん。


 今日手に入れてきたレア素材【青鉄鋼】とレア素材【アハ・イシュケの尻尾】、そして【魔石(大)】を使って、水属性の片手剣を作ってもらうことにした。


 レア素材を2種類も使うことに恐縮しきりのミッツさんだったけど、スキルを発動してからは真剣そのものの表情だ。レア素材とはいっても、所詮序盤で手に入る程度のものでしか無いので、そんなに真面目にやってもらわなくても別に構わないんだけどね。


 出来上がった武器は、なかなかの出来だった。

 そして、レア素材を使用したことでスキル熟練が大幅に入り、ミッツさんの鍛冶スキルがLV7になった。素晴らしいことです。


武器名:【ブルースチルテイル】

OBJ属性:通常生産アイテム 

生産ランク:5

種 別:片手剣 

属 性:水属性

パラメータ上昇:ATK:+40 AGI:+5

耐久値:100/100


 片手剣でATK:+40はかなり高いらしい。店売りのロングソードが+6なので、約7倍だ。

 そして、攻撃力以外に補正が入るのは上手くいった証拠だそうだ

 素材の善し悪しにもだいぶ左右されるそうだけど。レア素材を2つも使ったからかな。


 そしてランク5。最大生産ランクが幾つなのかが不明だけど、基本的に店売りはランク1相当だそうだ。そういえば、カタログにはランク8なんてのもあったわ。

 最大ランクは10かな?


「次は私の番ですね。こんな良い素材を使わせていただいて良いんですか?」


 次は縫製職人のまいちゃんさん。

 金属鎧とか盾なら鍛冶職人なのだが、私たちが必要なのは服系統の防具なので。


 使ってもらうのは、レア素材【アンガード・モンキーの柔毛】とレア素材【ゼラチナス・キューブの核】と【魔石(大)】で、手装備と足装備。

 出来上がったのはこんな感じのもの。


防具名:【透明な手袋(カラーレス・グラブ)

OBJ属性:通常生産アイテム 

生産ランク:6

種 別:腕装備 

属 性:無し

パラメータ上昇:DEF:+22

耐久値:100/100

コメント:ひんやりと手に吸い付くような透明の手袋。保湿成分が包まれていてお肌すべすべ。


防具名:【ファーブーツ】

OBJ属性:通常生産アイテム 

生産ランク:6

種 別:足装備 

属 性:無し

パラメータ上昇:DEF:+22

耐久値:100/100

コメント:ファーの着いたブーツ。天然の消臭成分配合。


 ちょ、「お肌すべすべ」とか「消臭成分配合」とかどんなおもしろアイテムw

 ステUPは無いが、この効果は女性キャラには替え難いものではないだろうか!?


「次はオレの番だな。いいのか、頭飾りで。防御力は期待できないぞ?」

「いいんです、見た目重視で!」


 使用素材は【銀】と【ラピスラズリ】で。サークレットを金属細工で作ってもらう。

 できたのはこれ。


防具名:【魔除けのサークレット】

OBJ属性:通常生産アイテム 

生産ランク:5

種 別:頭装備 

属 性:無し

パラメータ上昇:DEF:+8

耐久値:100/100

追加スキル:状態異常耐性LV1(+5%)

コメント:魔除けの宝石があしらわれた美しい頭飾り。状態異常耐性を持つ。


 宝石のおかげか、状態異常耐性スキルが付与されていた。素晴らしいことです。

 ゴージさんも、金属細工スキルが上がったといって喜んでいた。良かったなぁ。


「これでだいぶ装備が整ったね、リィ。」

「そうだね、お姉ちゃん。かなりマシになったよ~。」


 ワイワイやっていたら、いつの間にかみんな食道に集まっていて、私たちの作業を見守ってくれていた。気がついたら19時を過ぎていた。


「終わったようだな。じゃあ、今日も乾杯といこうか。」

「おう。今日も生きて酒が飲めることに! 乾杯!」


 今日はハメを外しすぎないように気をつけようと誓った私でした。


【30日目を終了します。現在のカグヤのステータスは以下の通りです。】

名前:カグヤ  種族:人間  性別:女  年齢:15歳

レベル:94HP:370(440)MP:392(712)

STR:364

AGI:363(413)

DEX:352

INT:382(682)

VIT:350(370)

MEN:357(617)

LUC:350(450)


所持称号:完全適合者・魔術の深淵を求める者・妖精女王に祝福されし者・冒険者・蒼の祝福

     スキルマスターLV1


新たなスキル【鑑定 LV1】を取得しました。


無双やると一騎当千シーンが書きたくなりますね。

どこかでやりたいな。

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