忘れられない恋9
私は美佳と、デートの準備を終えた。あとは・・・本番のみだねッ!!緊張するよ~~~!今日はいよいよ、デートだよぉ~!思いっきり楽しんじゃおぉ~!!
そして、デートの終わりに、流成が言った一言で、愛は救われる。そう・・・あの一言で・・・・。
今日は、待ちに待った、デート!!!流星・・・みててね!
生きてるって証拠を見せてやる!!ちゃんと・・見てるんだよ?
あなたの分まで、生きてる見せるからねっ!
愛「ままぁ~!もう行くねェ。」
母「あッ!まって~!忘れ物!!!」
愛「え?・・・あっ!バック!!」
母「もぉ~!ホントにおっちょこちょいなんだからぁ~w・・・楽しんできてね」
愛「まま・・・うん!いってきまぁす!!」
母「いってらっしゃぁい!♪」
母「ホント元気になったわ・・・・嬉しいわ・・・ずっ・・・ぅう・・・愛~・・・うぅ~・・・よかったわぁ~・・・ううっ・・・・あっと・・ずっ・・・お皿洗わないと・・・」
まま、泣かせてゴメンね・・・あたし、ホントはあんとき、ドアの向こうにいたんだよ・・・。
心配かけてごめんなさい・・・。
でも、私・・今日から、笑顔でいるよ?・・・流成が・・・幸せにしてくれる・・・
だから!もう・・・泣かないで・・・・まま・・・。
愛「早く着いちゃったかな・・・。」
あたしは、胸が躍った。
やっと、また流星とデートできるんだもん!あっ・・・流成だった・・・・。
まぁ~、どっちでもいいやぁ~w
流成「愛ちゃ~ん!ごっめーん!!寝坊しちったぁ!!」
愛「・・・・ぷっwwwあはははははッ!!!w」
流成「ななななんだよぉ~!!!」
愛「寝癖ついてる~!w可愛い~♪」
流成「えっ!?まぢ?!せっかくのデートなのにぃ~!」
愛「あたしは、デートできれば、それでいいのッ!」
流星とデートした時もこんな、やりとり、したっけなぁ~♪
流成「ってか・・・愛・・・ちょー可愛い!!!!!」
愛「えっ・・・そぅ・・・かなぁ?」
流成「うんっ!!」
愛「えへへッ・・・ありがとッ!」
人1「あ~!あそこのカップル可愛い!!」
人2「本当だぁ~!!いいなぁ、美男美女だねぇ!!」
愛「・・・へへっ・・」
流成「ほらッ!」
愛「え?」
流成「手だよ・・・。」
愛「あ・・・ぅん。」
暖かい・・・あのぬくもりが・・・帰ってきたみたい・・・。
そして、この・・・手のでかさ・・・全部・・・一緒だ・・・・。
流成「うっわあああ!ペンギン可愛い!!!」
愛「だよねぇ~!!ちょーキュート・・・♪」
流成「うっほ~!サメだサメ!!!ははっ!w!!!あっ!みろよっ!触れるぜッ!!」
愛「ホントだ~!ちょーザラザラしてるよぉ~!!」
ふふっ・・・流成ってば・・・子供みたぃ・・・・流星もそうだったなぁ・・・。
あたしより、ハシャイでるよw可愛い♪
愛「あ・・・イルカショー、やってる。」
流成「いこうか!」
愛「・・・・うん!」
流成「可愛い~!!・・・うわあッ!!水がぁっ!」
愛「きゃッ!」
流成「んッ・・・かかんなかったか?」
愛「ありがとう。」
流星・・・あなたも、こうやって、濡れないようにしてくれたよね。
それで、あなたは、びしょびしょ・・・ふふふっ・・・。
あっ・・・思い出して・・・涙が・・・。
愛「っ・・・うぅっ・・・流星・・・ううぅっ・・・ずっ・・・っ・・・」
流成「愛。」
流成はあたしを、抱きしめた。すっごい、濡れてる。せっかく買った、ワンピもびしょびしょ・・・。
でも・・・安心した・・・。
あなたも、濡れた後、抱きしめたよね。で、最後には、二人で、びしょびしょで、帰ったよね・・。
流成「落ち着いたか?」
愛「ごめんね・・・せっかくの・・・デートなのに・・・」
流成「そんなこと、気にすんなよ。」
愛「でも」
流成「愛、聞いてくれる?」
愛「ぇ?・・・うん・・・?」
あたしは、流成が「本当は幽霊だったんだ」って言うのかと思って、怖かったの・・・!
愛「やだッ!!やだやだぁ!!やだ~~~~!!ううッ・・・うわぁぁぁんッ!!いやだぁ~!」
あたしは、そういって、泣きじゃくった。
流成、あなたは、小さな子を慰めるように、あたしを、あやしたよね。
そう・・・あたしは、小さな子のようだった。
愛「流成~~ッ!!行かないでぇ~~!!うわぁぁぁんッ!やだよぉぉぉ!!うぇぇぇぇん!!」
流成「愛ッ?!どしたのッ!!!?」
愛「幽霊だったんだ・・・なんて、言っちゃ、いやぁぁぁ~!ずーっと一緒にいたいのぉ~!うわぁぁぁぁんッ!流成~~ッ!うわぁぁあん!!」
流成「俺は消えやしないよ?幽霊じゃね~よぉ??だから、聞けって・・な?」
愛「うっ・・・っく・・・ふぇぇぇんッ!!よかったぁ~ッ!うううっ・・・なっ・・っく・・・なにっ・・?ひっく・・」
よかった。また、あなたが、消え去ってしまうかと思った。
流成「美佳さんから、全部聞いたよ。元彼のコト。」
愛「うっ・・・うぅ・・っく・・・ひっく・・うんっ・・っく・・・」
流成「俺は、絶対、お前より長く生きるぜ?だから、これからのお前の、生活を明るくしてやる。お前をこれ以上、苦しめないから・・・俺と・・・結婚・・いや、まず、付き合ってくれ!」
愛「うううう・・・ほんっ・・・ほんと?ひっく・・・ひっく・・・」
流成「俺を信じろよ?な?」
愛「好き・・・だいしゅき~!!ひっく・・」
流成「だいしゅき、だって~可愛い~♪」
愛「だって~・・・嬉しいんだもぉ~ん!!」
流成「俺が・・・お前が生きているかぎり、幸せにしてやるからな。」
この言葉・・・あたしが、ずっと、言って欲しかった言葉~!!!
流成なら、絶対幸せに、してくれる!!
あたしは、そう信じる!!