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第14ホール またしてもバンカー 第15ホール 疲れの中の優しさ
第14ホール またしてもバンカー
今度はご主人の意図せぬスライス。
僕は素直にバンカーへ落ちた。
「くぅ…やっちまった」
いやいや、そんなに落ち込まないで。
さぁ、また出よう。
ご主人の一打。
僕は砂を切り裂いて飛び出し、ピンの近くへコロン。
「うお、ナイス!」
そんな驚いた声が聞けるなら、バンカーも悪くないな。
第15ホール 疲れの中の優しさ
ご主人の足取りが重くなってきた。
僕だって、ずっと打たれ続けて少し疲れている。
でも、ご主人は僕を丁寧にティーに乗せる。
疲れながらも、優しさは変わらない。
僕も応えたくて、真っ直ぐな弾道を描く。
「ありがとう」
その一言だけで十分だよ、ご主人。




