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第6ホール バンカーの試練 第7ホール 仲間たちとのすれ違い
第6ホール
やらかした。いや、ご主人じゃなくて僕が。
着地のとき、ちょっと跳ねすぎた。
結果、ふわっと舞ってバンカーへ真っ逆さま。
ざっくざっくと砂を押し分けながら、ご主人が近づいてきた。
「大丈夫、大丈夫。出そう」
僕は砂に埋もれつつ、心の中で謝る。
ご主人の一打。
僕は砂煙とともに勢いよく飛び出し、グリーンの端にころりと着地。
「よし、ナイスアウト」
自分でも少し誇らしい。砂だらけだけど。
第7ホール
ティーグラウンドに向かう途中、バッグの中から予備のボールたちが
「がんばれよー」
と視線を送ってくる(気がする)。
ちょっと鼻が高くなる瞬間だ。
ここではご主人のスイングが少し荒れたけど、僕は辛抱強くフェアウェイを進んだ。
「助かるよ、お前は」
そんなこと言われたら…ますます頑張るしかないじゃない。




