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第4ホール 第5ホール
第4ホール ラフの草むら探検隊
ラフは少し湿っていて、草の匂いが濃かった。
僕は半分埋もれた格好で、ご主人が来るのを待つ。
「どこだ…? さっき見えたんだけど」
ちょっとした宝探しみたいだ。
見つけてもらえなかったら――なんてことが頭をよぎる。
でも、ご主人の指先がそっと僕を掘り起こした。
「いた!」
抱き上げられて、僕は安心でぷるぷる震えた。
第5ホール フェアウェイの誇り
ドライバーが唸り、僕は気持ちよく飛び出した。
今度は真っ直ぐ。
ご主人のリズムも完璧で、僕はフェアウェイのど真ん中へ。
「よしっ!」
ご主人と僕の呼吸が合った瞬間、まるで今日という日の中心に
僕が転がっているみたいで胸が熱くなる。




