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杖で擦る  作者: ICMZ
67/73

小さな島の最後のモグラ3

月曜日 夜10時 ちょいすぎ レベル上げ中 Day50

*************************************

視点変更 風雲


竹士  :「2シフトのうち1シフトは赤い部屋

      もう1シフトは整備の部屋だったそうです

      

      そして2段ベッドのある就寝室で

      シフトがない時は待機および睡眠ですか


      その2日間が終わったら地上で3日間の休日です

      では具体的にその仕事は何か?

      存在しない部署での仕事は何か?

      地下の地下で何をやっていたか?

      風さん 想像できますか?」

風雲  :「いや わからへん」

竹士  :「雷さん?」

雷雲  :「とんでもなく重要な何かやろ? いや 俺もわからへん」

竹士  :「冷戦って聞いた事あります?」

雷雲  :「戦争のない戦争やろ?

      ロシアとアメリカが無言でにらみ続けるってやつ」

竹士  :「1945年のヤルタ会談での米ソの戦後世界の分割協定

      第二次世界大戦の終結直前の1945年2月から1989年12月まで

      約44年間ですか

      軍事力で直接戦う熱い戦争と反対に

      にらみ合いの冷たい戦争ですか


      ただこれは建前上で実際当時とんでもない事が起きてました

      キューバ危機って聞いた事ないですか?」

雷雲  :「あー キューバにソ連がミサイルを配置する奴やなーー」

竹士  :「キューバ危機は1962年です 

      じゃー なぜキューバ危機になったのか

      1961年に何が起きたか 知ってますか?」

風雲  :「いや 生まれてへんから わからへん」

竹士  :「日本は自分が被害者だとアピールする為に

      唯一の被爆国 唯一の被爆国と

      この決め台詞を 機会がある度に発言しています


      広島 15キロトン リトルボーイ

      長崎 21キロトン ファットマン 

      これは【原子灰3】のゲームにも武器で出てきますが

      これは知ってますよね?」

風雲  :「当たり前や」

雷雲  :「修学旅行で資料館 行ったんやが 

      周りアイスクリン売りが大量におったなーーー」

竹士  :「1961年 ソ連が核兵器を作成します

      

      ツァーボンバー

      ロイヤル爆弾という意味らしいです


      大きさは50メガトン

      でもこれは出回っている資料にあるプロトタイプの内容で

      オリジナルはその3倍 150メガトンだったらしいです


      単位 キロ 1000 です

      単位 メガ 100万 です


      1000倍違います

      広島の核爆弾の1000個分を1発で撃てる核兵器です」

風雲  :「広島の千倍!!!! それ ヤバいやろ!!」

竹士  :「やばいですね? おそロシアですね? 当時はソ連でしたけど

      だからこそ アメリカはキューバ危機を認めるわけにはいかなかった

      【13デイズ】って映画にもなってますけどね


      でも ソ連としては冷戦中この核兵器の開発成功で

      状況が変わったんですよ

      わざわざ アメリカを攻撃しなくてもいい

      

      冷戦とは睨みの利かせ合いです

      そして 絡め手が有効です

      相手を直接攻撃しないで

      相手の家族や友人を攻撃するヤクザのやり(くち)

      ソ連からの攻撃範囲内で

      アメリカの同盟国であり

      経済成長を続けている国

      ちょーど 良い ターゲットがあったんですよ」

雷雲  :「ちょっと待てや それって 日本?」

竹士  :「青年の受けたブリーフィングでは 

      風と地形と人口密度 それらを計算して

      

      3発

      

      3発 日本に落としたら日本は無くなるって事だったらしいです」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「日本にそれに対抗する手段なんかありません

      もし 戦争、侵略が始まったら爆弾3つで終わりですから

      だからアメリカがやるしかなかった

      だから沖縄に強引に作ったらしいです

      正確には作らざるを得なかった

      日本政府のトップに伝わっていたかどうかは

      判らないって言ってました

      ただ同盟国としてもかなり強引な話

      強引な沖縄の基地について 

      アメリカは譲る事ができなかった

      日本政府のトップが知っていて許容したのか?

      それともアメリカが強引にしたのか?

      存在しない部署が作られました

      地下の地下での仕事


      1シフトは核弾頭の整備です

      1シフトは赤い部屋 

      大統領命令が下されたら数分以内にソ連の核兵器発射台に向けて

      ソ連の核兵器の貯蔵庫に向けて

      ソ連の核兵器を武装できる飛行機の格納庫に向けて

      それらに数十か所に目掛けて核兵器を発射する

      1秒の遅れも許されない

      遅れたら日本という国がなくなってしまうのですから


      日本という国が核兵器を保有した事はありません

      ただ日本という国に100発以上の核兵器があった時があります

      それだけ アメリカはソ連の事を恐れていました」

雷雲  :「ちょっと待てやーーーーー!  それ ホンマなんか?」

風雲  :「日本に核兵器が存在していたんか?

      それも100発以上?」


コクッとうなずく タケシはん

とんでもない話 聞かされてへん?

これ ごっつヤバいんちゃう?


竹士  :「1秒も遅れが許されない極度の緊張 

      それが1シフト12時間続きます

      撃たれる前に撃つ 相手を破壊する

      そうしないと大勢の人が死ぬ

      ただ 撃つことは戦争が始まることを意味する

      戻る事のできない核戦争

      間違いは絶対に許されない!!!

      間違ったら地球が終わってしまう そのレベルの戦争です」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「【フレディーでの5夜間】

      というい緊張を楽しむゲームがありますが

      あれ 数分だから面白いんですよ?  

      ゲームだから面白いんですよ?


      五日おきに12時間 それが毎回つづく

      しかも遅れたら国がなくなる 大勢の人が死ぬ 

      どんだけつらい仕事かわかりますか?

      12時間 日の当たらない場所での極度の緊張

      地上での3日間の休暇じゃ全然 割が合わないそうです」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「建物内部の撮影はダメですが

      チームメイトとの地上での写真

      その建物の写真を見せてもらいました

      そして 自分の反応は 


タケシ :「I've seen this building (この建物 見た事ある)」

老人  :「oh yeah?       (そうか)」


      本当にその建物 自分が見たことがあります


      確か沖縄の基地のドキュメンタリー

      基地に土地を奪われて可哀そうな人

      ただ基地が解放された日

      自分の本来の土地に畑を作ったそうです

      ただ解放は数日間だけ

      その後 基地に入る事は許されなかった

      抗議しても 日本政府と既に話し合いが済んでいる

      と言われ 可哀そうな本来の土地の所有者である百姓

      みたいな 内容でしたね


      その時チラッと映った上が角度の高い3角の建物です

      そこに地下の地下があったらしいです


      とはいえ 原子力潜水艦に次第にシフトして行って

      沖縄の施設は無事 役目を終えます

     

      100以上の核弾頭は移動させられ

      既に地下は埋め立てられ

      資料は全て破棄され

      この事を知っている人は全員すでに死んでおり

      残ったのは

      トレーラーハウスで1人

      ガンで死を迎える貧弱になった老人1人だけでした


      死を迎える前の最後のバーベキュー

      安物の固い肉を焼き 家族などはいなく

      一人ただ寂しく終わりを迎える老人

      その老人が酒を入ったという理由でした話


老人  :「誰かに話したかった

      このまま 一人で死んでいく 

      そんな俺の話を聞いてくれてありがとう」


      って言われました」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「いろんな感情が込み上げてきましたよ


      教科書や小学校の授業で習った

      強引に土地を占拠した悪者のアメリカ 

      そして唯一の被爆国 唯一の被爆国の連呼とアピール

      テレビでみたドキュメンタリー

      アメリカは出て行けーーー

      日本も核を持つべきだーーー

      憲法修正だーーー


      無知からくる醜悪


      既に100以上核弾頭があってそれに守られてたんですよ

      なのに今更 核を持つべきだーー!!!!??

      あいつら頭わるいですよ

      3巡遅いんですよ

      なに眠たい事いってるんだって」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「あくまで片側だけのコインの情報

      アメリカサイドの見方では全然違う情報

      無知では永久に見えない物の見方


      この話を聞いてからです 

      自分がカニングカッター

      全ての出来事を多面的に見ていく生き方 

      如何なる時でもそのようである その覚悟を決めたのは」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「そして同盟国だから守ってもらうのは当たり前?

      同盟とは本来攻撃されたら共に仕返しに行く

      喧嘩売られたら一緒に相手を殴りに行く そういう関係です


      それが 毎日 奢られたら

      自然に奢ってもらうのが当たり前と勘違いするように

      ある日 割り勘にしてくれと言われたら

      ぎゃーぎゃー 喚きだす

      守られてるのが当たり前だと思っている日本人」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「守らざるを得なかったから守ったアメリカ

      同盟国ならば守ってもらうの当たり前? 

      ふざけた事ぬかしてんじゃねーよ!!

      軍事維持費もお金がかかります

      アメリカが なー 割り勘にしてくれ

      維持費少し負担してくれっていったらギャーギャーわめきだす

      醜悪です! 平和ボケここに極めたり」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「日本も核を持つべきだーーー

      バカの1つ覚えのように繰り返す輩がいますよね

      だいたい 今の時代 核弾頭なんてなくても十分なんですよ

      ミサイルで相手のゲンバツ攻撃すればいいだけですし」

風雲  :「ちょっと それ条約かなんかでダメなんやない?」

竹士  :「条約を破るから戦争が起きるのです 

      戦争になって喧嘩売られてきて自分たちだけルールを守る

      バカ以外の何者でもありません!

      それともなんですか?


      清く正しくルールを守って戦争しましょう!

      ルールを守って人を殺しましょう!

      ルールを守って虐殺しましょう!

      ルールを守って核弾頭を使いましょう。。。

      おかしいと思わないのですか?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

雷雲  :「なー ひとつ訊いてええか?」

竹士  :「なんでしょう?」

雷雲  :「今は 核弾頭 日本にないんやな?」

竹士  :「ははははっははははははは 

      ずいぶんナイーブな事いいますね? ぬるい事いいますね?」

雷雲  :「へ? 今もあるんか?」

竹士  :「ちょくちょくですけど?」

雷雲  :「ちょくちょく??」

竹士  :「原子力潜水艦 燃料は必要ありません 半永久的に潜れます

      でも人間 カスミを食べるわけにはいきません

      食料 医療機器 日常生活品が必要になります

      また 隊員に休暇が必要です

      物資補給と休暇の為に原潜が寄港しました

      その間は日本に核弾頭が存在する事になりますよね?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「まー 聞いた話では

      国民に知らせても無駄に混乱するだけなんで

      政府としてはなにも言わない

      だんまり をしているらしいんですけどね」

風雲  :「本当にあった事なんか?」

竹士  :「。。。。。。。。。。。。。。。。」


笑うでもなく アクドイ顔をするでもなく

本当の無表情。。。本当にあった事なんやな


風雲  :「なー タケシはん?」

竹士  :「なんざんしょ?」

風雲  :「ホンマに怖い話してどないするんやーーーー!!!!!」

竹士  :「だって怖い話聞きたいって言ったじゃないですか!!!」

風雲  :「二木はん達に話したチキンバーガーの呪いと段違いやろ!

      次元が違うやろ!!!

      何考えてんねん!!!」

竹士  :「それだけ 風さん 雷さんを信用しているという事です」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「ごめん 少しだけ嘘つきました 

      信頼しているのは確かです

      でも あの老人が自分に打ち明けたように

      自分も誰かに話しておきたかった っていうのがあります」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「沖縄の基地 今はもう 理由がないんですよ

      韓国 フィリピン 本州に別の基地ありますし


      実際アメリカが沖縄の基地を3分の1に縮小してもいい

      っていったのを断ったのが沖縄です

      その話が出た当時 基地があるからとの理由で

      毎年360億とかのお金が国から沖縄に入っていく

      それが3分の1の120億に減らされたら旨味がなくなる

      だから 基地はそのまま

      でも抗議は続けさせてもらうってやつですか?」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「いろいろ利権がやばい事になっているらしいですし


      自分が言った話は調べたりしないでください 

      資料とかはすでに破棄されてますし調べようがないです

      だいたい調べても誰も得しません 

      時間の無駄です

      既に終わった事です

      それを蒸し返すのは

      死んだ赤ん坊の年を数えるが如く無意味な行為です


      だいたい 日本の軍事評論家 ポンコツだらけ

      核施設についての言及なし

      ドキュメンタリーとかに建物映ってたのに言及なし

      お前ら数年間 数十年間 何してたんだよ!!


      日本の自称フィクサー ポンコツだらけ

      世間をゆるがす情報 この事すら知らなかったんですから


      軍事ジャーナリスト ポンコツだらけ 

      なんでプロとしての仕事をしている人間が

      この事実にたどり着けないで

      アメリカに出張中 たまたま知り合った

      トレーラーハウスの老人からの話で知っているんだと!!!!!


      あいつら 話にならないですね

      怒りや悲しみ等の感情のはるか先 あいつらに対しては無感情です

      同じように無知でガチャガチャ騒いでる奴らも同じです

      無知は罪です」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「こんな話されても だからなんだ!? 

      って言ったら それまでですけどね


      でも少しでも良心があるのなら

      テレビで沖縄の料理やバカンスの特集

      日常生活でふと沖縄を思う事があったら

      地下の地下で

      本気で気が狂いそうな中 日本を守っていた青年がいたんだったっけ

      って 数秒でいいので彼の事を思ってあげてください」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「【ロスト】っていうドラマの第2シーズン

      時間毎にパソコンにタイプをする青年

      108分おきにタイプするやつですか

      個人的にはバッチファイルで自動化しろって思うんですけど

      それを見た老人 あーー これ 俺だって思ったそうです

      そして のちのシーズンで母親が 


      あなたが あの島でやった事は最も重要で有意義であった


      ってセリフを聞いて 思わず泣きだしたそうです」

全員  :「。。。。。。。。。。。。。。。。。」

竹士  :「歴史に名を残す英雄

      それが語り継がれ伝説となる

      そんな派手さはない


      地下の地下での過酷な仕事

      そして存在しないから誰にも言えない

      神経と寿命をすり減らし つかの間の休息

      休みの日に基地の外に出ると 

      ヤンキー ゴー ホーム

      周りの住人たちからは出て行けーと白い目で見られ

      日本という国を守っていた若きアメリカ人

      知られる事がない

      そんな名もないヒーローがいた事を

      たまに思い出してあげてください」

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