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杖で擦る  作者: ICMZ
24/73

角煮 エバー

金曜日 夜7時 ちょいすぎ 自宅 Day12

サン  :>>ちょっとなんで弟はOKで私はダメなんですか?

竹士  :>>別にダメじゃないですけどクエストやりながら

竹士  :>>グアダラハラに行きたいのです

サン  :>>今どこです?

竹士  :>>テキーラ出たあたりです


***数分後***

ゴンザ :「おっ! 姉貴 来た」

よっぴー:「こんばんわー」

エバン :「ちゃーす」

竹士  :「チョリース」

シフォン:「チョリース?」

サン  :「チョリースじゃないでしょう

      なんで弟もアルファ持ってんのよ!」

ゴンザ :「昨日 竹士さんに手伝ってもらった

      この人 何だかんだで すげーよ」

竹士  :「斎藤さん 二木さん 駆けつけ2杯です

      昨日のドロップがこれらです

      2つ選んでください」

シフォン:「おお ユニーク あと レアも

      2ついいんですか?」

竹士  :「どうぞどうぞ ほら 二木さんも選んで」

シフォン:「じゃー この盾とこの指輪 お願いします」

竹士  :「はい どうぞ

      二木さんは?」

サン  :「グローブ頂戴 

      あと 剣 ないのかーー」

竹士  :「ちょっと待ってください

      サブ垢にミュールさせてます

      今 そっちから送ります」


サブ垢から星マークが3つ付いた剣を送る

レベル35の二木さん

武器レベルは27

でも威力だけ見ると意外と強い

いらなければ売ればいいんだろうし


竹士  :「じゃー 二木さん これあげます」

サン  :「え? いいんですかーー

      って これ 滅茶苦茶強いじゃないですか!」

竹士  :「そいがーー」

サン  :「そいがーー てなんですか?」

竹士  :「新潟の方言」

シフォン:「え? 新潟ですか? 何故に新潟」

エバン :「新潟 好きなんですか?」

竹士  :「嫌いです!!

      今回の人生では2度と行くこと無いでしょう」

ゴンザ :「おー 断言した。。。何かあったんですか?」

竹士  :「新潟で有名なのって分かる?」

よっぴー:「えーと スキー場」

シフォン:「花火」

エバン :「動画配信者」

ゴンザ :「落語のオレンジの人」

サン  :「あと 柿の種」

竹士  :「その柿の種 大好きなんですよ

      オカンが毎回 買ってきて

      柿の種の辛さ そしてピーナツで中和

      口の中に旨さが残る」

シフォン:「あー 私すきです」

サン  :「私もー」

竹士  :「じゃー 高級な柿の種って知ってます?」

シフォン:「あー ピーナッツの代わりに

      カシュ―やマカダミアが入っているやつ

      ちょっと高いですよねー

サン  :「でも美味しいですよねー」

竹士  :「偶に食べると おおー てなります

      でも私が言いたいのは新潟の奴です」

エバン :「新潟の奴?」

竹士  :「元々 柿の種って 売れない あられの型を

      偶々踏ん付けて それであの形になって

      名前を あられ から柿の種にした

      そしたらバズッた商品だったはずなんですよ」

ゴンザ :「はー」

竹士  :「味が良かった訳ではなく

      形と名前でバズッた商品ですか

      なのに 元祖柿の種 って 

      本当に少量で仰々しい袋に入れたのを800円とかで

      ぼったくり価格で売ってんですよ 

      しかもナッツ無しで


      マーチのコアラの箱を振りまくって作る

      大きいチョコボールは大当たりでしたので

      柿ピー 【副ハンチョウ】の柿ボールを自作したんです

      まー あれ あまり美味しくなかったですが

      でも そこまで柿の種が好きな自分としては


      なーにが 元祖だ 此畜生!!! ぼったくりやがって!!!


      貧乏性だから そう思っちゃうんですよね

      一応 需要はあるのは理解できるんですけど」

シフォン:「え? でもそれだけですか? 

      なんか凄く嫌いって さっき言ってたの」

竹士  :「いや 盛大にやらかしました 

      旅の恥はかき捨て。。。でも あれはなーーー」

サン  :「何やったんです?」

竹士  :「いや 正確にはやらかした奴の隣だったんですけどね」

サン  :「だから 何やったんです?」

竹士  :「とりあえずクエスト消化しながら移動しましょう

      草を拾うクエスト 鉱石のクエスト

      それやりながら移動で」


皆で移動 草や鉱石を皆で拾ってくれるので

一人でやるよりは効率が良い


よっぴー:「竹士さん つづきーー」

竹士  :「だいぶ前に働いていた会社での出来事なんですけど

      アメリカのとある会社から出張でやって来た

      大物がいましてね 大手の副社長ですか

      それで 


元上司 :「タケシ 英語できるだろ? アテンド頼む」って言われて

タケシ :「俺 通訳じゃ無いんでお断りします」

元上司 :「いや 通訳会社に頼もうとしたら断って来た

      技術的な通訳できないんだってよ

      しかも相手からタケシのご指名だから」


      って事で アテンドする事になりましてね

      仕事の関係で新潟の会社に2泊3日ですか?


      ムカついたので 大物だろうが関係なしに

      残業させて仕事を1日で終わらせて

      2日目 観光したんですよ


      そしたら仕事先の人が新潟は寿司が旨いっ事で

      アメリカ人がじゃー 寿司食いたい 美味しいのって言って


      仕事先にガチでお願いして

      地元の1人1万円の予約の取れない寿司屋

      予約ねじ込んでもらいましてね


      ***次の日***

      午前中 観光して お土産屋さんで

      柿の種 ぼったくってんなーー

      うわ! おもちゃ屋さんで 【ドラゴン1】が箱入りで売ってる

      ディスクシステムもある とか

      基本的に町ブラブラですか?

      なんか有名な神社とか在ったらしいんですけど

      アメリカ人は時差と残業で

      自分も残業で

      結構つかれてたんで

      無理しないでいいかなーーーて

      お土産は結構 買ってましたね

  

      ***夕方***

      タクシーで アメリカ人と2人で寿司屋 行ったんですよ


      最初に刺身 美味しかったです

      汁物 美味しかったです

      これは アメリカ人 苦手って言ってました

      ダシの香りが少しきつかったんで

      其の後 寿司を握ってもらって 食べる度に

      

米国人 :「I like this(これ 好き!)」 

米国人 :「Not so much (これ あんまり!)」

米国人 :「Wow ! I love this (これ美味しい!!)」


      みたいに まるで子供みたいに表情をコロコロして

      言葉は通じなくてもオーバーアクションと表情で見て取れて


      まー 人の顔を伺わない感想

      大将喜んで聞いてましてね

      嬉しく感想を述べる 

      まー 周りの客も うるせーとは言わないで


客1 :「美味しいだろー!」 

客2 :「この店うまいんだよーー!」


     て共感されてましてね

     食べ続けててたんですがね


     そしてそれはやって来た




米国人 :「I like Sushi, (寿司好き)

      Actually, I love it, (寿司愛してる)

      but too many fish, (でも魚ばっかりーー)

      I want to eat some meat (肉食べたい) 」

タケシ :「あのー 大将 ダメもとで訊くけど 

      この店ってなんか 肉あります?」

大将  :「肉ですか?

      あー 角煮ありますけど」

タケシ :「コース料理中 申し訳ないんですけど

      魚が続いていて 肉食べたいらしいんで

      それ 自分も含め2皿下さい」

大将  :「はい

      おーい! 角煮 2皿―!」


      ***数分後***

      そして角煮が置かれたんですよ

      ワクワクしながら 肉キターってよろこんでましてね

      そして アメリカ人が角煮を食べたら


米国人 :「うーーーーーーーーん  おーーーーーーーー

      オーマイガー! オーマイガー!オーマイガー!オーマイガー!

      This! This! This! This! This!

      うぉわおーーーーーーーー いぇ-ーーーーす」


      皆 何事かと客も店側も注目しましてね

      で 試しに食べてみたんですよ

      そしたら 人生で最高の角煮でした!!

      この味を毎日出せるのか?

      それとも偶々大当たりなのかは知らないですが

      ランクや格が違うではなく 桁違いの旨さでした


タケシ :「大将 この角煮 

      すんごい 美味しいじゃないですか!!!!!」


      興奮しているアメリカ人に充てられたのか

      自分も叫んじゃいましてね


大将  :「あ ありがとうございます 

      でも うち 寿司屋なんですけどね」


      そんな 大将を後目に


米国人 :「おおおーーーーー お”お”お”ーーーーーーーーーーーーー」

米国人 :そしてコクコク頷きながら 「More MORE!!!」

タケシ :「大将 申し訳ないですが

      多めのお替りを2皿下さい

      あと 寿司も引き続き お願いします」


      そしたら 周りも


客1  :「なー 大将 こっちも角煮くれー」

客2  :「こっちもーー」 

客3  :「すいませーん 角煮下さい―ーー」


      ***数分後****

客1  :「ちょっと 大将 角煮 むちゃくちゃ 旨いじゃないかー!」

客2  :「なんで こんな旨い角煮 隠してんだよーー!」

大将  :「え あの ウチ 寿司屋なんでー」

客3  :「角煮 ちょう うめ――」

客4  :「角煮 お替り―――」


      気がづいたら店の客全員 全てのテーブルで角煮が頼まれましてねー

      角煮 パーティー なんですよ

      寿司屋なのに!

      そして皆 本当に美味しそうに食べるんですよ 角煮を

      寿司屋なのに!!

      そして 美味しそうに食べてるんで 大将も文句言えないんですよ

      褒められてるの角煮で寿司じゃないのに!!!


      角煮を食べながらご飯の代わりの大将の寿司

      美味しかったんですよ


      ***20分後***

タケシ :「ふーふー ずずずずず はーーー 緑茶ー 沁みるー」


      ゆっくりお茶を飲んで 会計を終わらせて

      店を出る時に


タケシ :「ごちそうさまでしたーー」


      そしたら アメリカ人が すんごい大きい声で


米国人 :「The BEST KAKUNI EVERーーーーーーーーー!!!」


      手で力強い握りこぶし ガッツポーズ

      本当に角煮すきだったんですよねー

      そしたら 苦笑いしながら


大将  :「あの ウチ 寿司屋なんですけどねーー」


      あの時の 本当に微妙そうな 大将の顔が忘れられないんですよ

      まー だから 新潟 もう いいかなーーって」


サン  :「寿司屋で 寿司褒めないで角煮褒めてどうするんですか!!!」

竹士  :「いや 人生で 一番美味しかった角煮です ホロホロです」

エバン :「いや でも 寿司屋ですよね?」

竹士  :「でも 自分の隣の奴ですよ 言ったの!

      アテンドしてただけで 俺じゃないですよ?」

エバン :「それは分かるんですけど」

竹士  :「こっちも 本当に期待してなかったんですよ

      寿司屋は寿司を食べる所

      なのに 魚じゃなくて豚肉ですか?

      そこそこの角煮が出てくるんであろうと

      そしたら あの桁違いのうまさ

      しかも 地元の人もその美味しさ知らなかったらしいですし」

よっぴー:「いや でも 寿司褒めなきゃ」

竹士  :「あの 不意打ちは本当に卑怯です

      ちょっと待って下さい 場所。。。ここです この店です

      チャットにリンク貼りましたんで」

サン  :「要予約の店かー 値段1万5千になってる」

竹士  :「まー 10年前からですからインフレですかねー」

シフォン:「今度の連休

      予約して 角煮 食べに行ってみます?」

竹士  :「ほおらーーー!!

      あなただって寿司じゃなくて角煮じゃないですかーー」

シフォン:「え? いや まーーー 

      そこまで角煮が美味しいんだったらねーーー」

サン  :「ねーーーーー」

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