96.分担
ダンジョン化している、工場の通路。
ステータスを操作することで、通路のダンジョン化を止めた。
通路を通って工場へとやってきたのだが……。
「こっちもダンジョンになってるわね……」
アーネストが息をのみながら言う。
雑魚モンスターが湧き出てたので、フレイとミュゼが一蹴した。
その間に俺はステータスを操作して、迷宮化を解除しようと思ったのだが……。ふむ……。
「どうしたんだい?」
「迷宮化が解除されん」
「おそらく、核があるのだろうね」
「核……迷宮核か」
ランクの高い迷宮には心臓ともよばれる、迷宮核、ないし、ダンジョンコアと呼ばれるものがある。
それを破壊しない限り、迷宮化は解除されないのだ。
「ヒラク様の天網恢々に表示されないのですか? 迷宮核」
「場所は特定できている。だが、アイテムとは別扱いらしいな」
アイテムなら、ステータス操作で、どこにあろうとゲットできるのだが。
迷宮核はアイテムとは別扱いのようだ。
「直接破壊しなければいけないな。……ふむ、じゃあ、二手に分かれよう。迷宮核を破壊する組と、魔人を撃破する組とで」
「「はい!」」
エイダ、ミュゼ、フレイは迷宮核の破壊。
俺とアーネストは魔人の破壊、と役割分担をすることにしたのだった。




