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94.おまえひとりで
俺たちは街にある、ゴーレム工場へと向かうことにした。
「それで、どこにあるのだ?」
「街外れにあるんだよ。だけどねえ……言うまでも無いけど、近づけば近づくほど、ゴーレムの数は多くなる。通常の手段では工場に入ることはできないよ」
「ふむ……そうか」
「ということで、秘密の地下通路を使おう。ついてきたまえ」
どうやら秘密の地下通路とやらは、いくつか存在するらしい。
エイダはそのうちのひとつ、商業ギルドのギルドハウスにある通路をよく使っていたらしいのだが……。
「通路が塞がれてるな」
「んなっ!? どうなってんだいこりゃ!?」
店のカウンターの裏に、地下へ続く階段がたしかに存在はした。
しかし土のようなもので塞がれており、出入り不可能となっていた。
「別の通路へ……」
「問題ない」
「これすらステータスで解決してしまうのかい!?」
もちろん。
フィールドのステータスを開く。
そして、通路の状態が【通行不可能】になっていたので、ステータスを操作して書き換える。
結果、塞がれてた通路が一瞬で元通りになった。
「もうヒラク君ひとりいればいいんじゃないかしら……」
アーネストが、頭を抑えて、そう言うのだった。




