45.囚われてる村人たちを余裕で救い出す
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
アクダク商会をぶっ潰したあと。
転移門で一度、獣王都エヴァシマへもどり、アクダクを含めた商会の連中を、騎士に引き渡した。
こういうとき、転移門があるととても助かるな。
そして村へ戻り、姫と合流したあと、聖域へと向かった。
「ここが聖域なのですか……? ただの森にしかみえませんがー?」
人間姿のフレイが、スコティッシュ姫に問うてくる。
「はいですわ。正確に言うなら、この森を抜けた先にある、大きな湖。そこが、聖域とよばれております」
ふむ、なるほど。
この森というよりは、森を抜けた先の湖が聖域なのか。
「聖域の入口には村があり、そこには防人とよばれる、門番の一族が住む村がありますの。まずは、防人の村を目指しましょう」
ということで、俺たちはスコティッシュ姫とともに、防人の村へと向かったのだが……。
「この聖域は現在封鎖中だ。何人たりとも、中にいれるわけにはいかない!」
防人の村へ到着したのだが、その入口にいる獣人に、そう言われてしまったのだ。
スコティッシュ姫が、門番にいう。
「わたくしはネログーマ女王の娘、スコティッシュ=ド=ネログーマですわ。この者たちはわたくしの従者、中に入らせてくださいまし、防人さん」
だが、防人たちはふるふると首を振る。
「だめだ。進入禁止だ」
「そんな! わたくしは王族ですわよ!?」
「アポイントもなく突然やってきて……信じられるわけがないだろう?」
「う……で、ですが……」
「とにかくあんたらをここに入れるわけにはいかないんだ。さっさと帰りな」
しっし、とまるで野犬でも追い払うかのように、防人が手を振る。
「困りました、門番が中にいれてくれません……」
「ヒラク様、いかがいたしましょう?」
俺はステータスを確認して、ため息をつく。
防人に近づいて……。
「あ、お、おい! ここは立ち入り禁止だと……」
「黙れ」
ばきぃいい!
俺は防人の頬をぶん殴る。
倒れたところに、聖剣レーヴァテインの氷の力で、地面に貼り付けにする。
「き、貴様無礼な! 我らが聖域を守る守護者、防人の一族だと知っての蛮行か!?」
「ふん。なにが防人の一族だ。魔族のくせに」
ぎょっ、とスコティッシュ姫が目を剥く。
「ま、魔族……? 本当ですの?」
「はい。ステータスを確認しました。見ててください」
倒れ伏し動けないで居る防人の頭を、がしっ、とつかむ。
「スキル、隠蔽看破」
すると倒れていた獣人の姿が、魔族のそれへと変貌する。
「ちくしょぉおお……なぜわかったぁ~……」
「答える義理はないな」
後で見ていたミュゼが、拍手しながら言う。
「すごいです! どんな隠し事も、ヒラク様にかかれば一発で見破れてしまうだなんて!」
ステータスを確認すれば、種族や職業、そいつが持ってるスキルが丸裸になるからな。
「なんだなんだ?」「なにがあった……?」
ぞろぞろ、と村から防人の連中が姿を現す。
防人……いや、魔族か。
「聖域に立ち入ろうとする不届き者だ! 捕まえてしまえ!」
ふん……馬鹿な連中だ。
「スキル、威圧」
「「「ひぃいいいいいい!」」」
どさっ、と魔族連中がびびって動きを止める。
「す、すごいです父上さま! もはや、魔族すら、威圧スキルでびびらせてしまうなんて!」
威圧は俺からみて、雑魚の敵を威圧し、萎縮させ、一時的に行動不能にするスキルだ。
つまり……魔族すら、今の俺からすれば雑魚ということだ。
「すごいですわ……ヒラク様……素敵……♡」
その後俺は聖剣レーヴァテインで魔族を拘束。
転移門を使って騎士に来てもらい、魔族を連行した。(アクダクも捕まえた。あとで尋問する)
「これで終わりではありません、姫」
「! そ、そうですわね……本物の防人の人たちが、どこへ行ったのか調べないと……」
「それについては、問題ありません。スキル、天網恢々、発動」
周辺の詳細なマップが表示される。
マップには、獣人が一カ所に集められてると表示されていた。
「この建物のなかのようです」
建物を捜索するも……。
「ヒラク様、どこにも防人たちが見当たりません」
捜索した結果、この一軒家には人が居ないことが判明。ふむ。
「ふむ、ミュゼよ。指示を誤解していたようだな。俺は獣人を探せと言ったのではない」
「どういうことですか……?」
すると……。
「ありました! 父上さま! ここ!」
娘のフレイが、地面に顔をつけた状態で言う。
「あったか、隠し通路への入口が」
「隠し通路!? どういうことですか、ヒラク様!?」
俺はミュゼに説明する。
「聖域は王族しか入れない。そして、入口は防人が守ってる。先ほど姫がそうおっしゃった。しかし……では入口はどこにある?」
「ええと……さっきの森の中ではないのですか?」
「違う。森が入口になってるなら、どこからでも簡単に、中に入れてしまうだろう?」
森の奥に湖があって、そこが聖域だとしよう。
防人がいくら入口を守っていたとしても、森の違う場所から侵入しほうだいではないか。
「つまり……聖域への隠し通路がある……と?」
「そのとおりだ。だから、俺は隠し通路への道を調べてもらいたかったのだ」
フレイが示したのは、一見するとただの地面にしか見えない。
「ステータス展開」
~~~~~~
聖域への隠し通路
【状態】
・隠蔽術式
~~~~~~
やはり、な。
開錠を使って、隠蔽術式を解除。
すると地下へ続く階段が出現。
俺たちが階段を降りていくと……。
「う……うう……」
「たくさんの人が、縛られて転がされてますわ!」
デカい通路のなかには、姫が言うとおり、獣人たちが縛られ、放置されていた。
多分彼らが防人の一族だろう。
俺たちは手分けして、彼らの拘束を解く。
「ありがとうございます!」
防人の族長となのる男が、俺たちに何度も頭を下げてきた。
「しかしよくぞ、通路の存在に、そして我らがここにいることに、気づきましたね」
「村人全員を隠すとなると、かなりのスペースがいる。こじんまりした村だ、隠せる場所となると、限られてくる。あとは状況などから、ここに君たちがいると推理した」
「おお……! 素晴らしい! なんという頭のキレるお方だ!」
こうして、捕らわれていた防人たちを救出した。
隠し通路も発見できたし、いよいよ、聖域へと突入するぞ。
・SP450万
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