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【WEB版】俺だけステータスオープンできる件~俺だけステータス確認できる世界でチートスキルもS級アイテムも選び放題~  作者: 茨木野


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27.新ユニークスキルで、壊れた街を一瞬で修復




 妖精郷アルフヘイムで、邪神の遺体を破壊してきた。

 これで帝国は、もう魔蟲の被害を受けることはない。また一つ使命を果たすことができた。喜ばしいことだ。




 さて、俺たちは、帝都カーターへと向かう。

 フェンリル姿の、フレイの背中に乗って移動。



『父上さまっ! 帝都が見えてきました~! って、これは……ひどいですねえ』

「ふむ……そうだな。街にかなり甚大な被害が出てるようだ」



 帝都の防御の要である、外壁がかなり傷付いて、ボロボロだった。

 魔族ザコグモーが送り込んだ、魔蟲5000体と戦った影響が出てるのだろう。

 帝都の入口には……。


「ヒラクー!」

「ヴィルヘルミナ」


 ぶんぶんと手を振るのは、皇女にして俺の婚約者、ヴィルヘルミナ。

 彼女には、魔蟲に捕らわれていた人間たちを、帝都に運ぶ役割を与えていたのだ。


 彼女は俺たちの姿を見て、笑顔になり、近づいてきた。

 俺に抱きついてくるヴィルヘルミナ。


「倒したのね!」

「ああ。どうだったとは聞かないのだな?」

「あったりまえ! だってヒラクがいるのよ? 勝つに決まってるじゃあない!」


 ふむ。

 彼女に、そんな風に信頼してもらえるのはうれしいな。


「ヴィルヘルミナ。帝都の被害状況を教えてくれ」

「あ……うん……」


 ヴィルヘルミナの表情に、影が落ちる。

 

「外壁はボロボロ。壁の内側も酷いものよ。建物がいくつも壊れて……あ! でもね! ヒラクのおかげで死傷者はゼロ! ヒラクがいなかったら大勢の死者がでたから、ほんと、あなたのおかげで助かったわ!」


 ……しかし、ふむ。

 そうか思ったより、帝都の被害は甚大のようだ。


 ヴィルヘルミナは不安を隠そうと虚勢を張ってる。

 仕方ないことだ。


 人的被害がゼロだとしても、街がほぼ壊滅状態なのだ。

 帝都の人々が、この先どうやって暮らしていくのか。


 それを考えて、不安に思ってるのだろう。


「大丈夫だ! ヒラクからもらったスキル、黄金の手がありゃ! すぐに帝都は元通りさ!」


 帝都お抱えの天才魔道具師マリクが、胸を張ってそういう。

 だがマリクもまた、不安がってるのがわかった。


 いくら彼女に凄いスキルがあっても、そのスキルは一つしか無い。

 街の被害を一人で対処するとなると、相当な苦労だろう。


「ヒラク様、いかがいたしますか? 皇帝に報告でしょうか?」

「いや、その前に、傷付いた街の修復が先だろう」

「どんなときでも、目の前の困っている人たちを最優先させる。さすがヒラク様です!」


 しかし……ふむ。

 どうするかな。


 一番手っ取り早いのは、SPを消費して、マリクと同じスキルを獲得することだ。


 しかし……。


・黄金の手(SSS)の獲得(200000SP)


「に、20万SP!? ち、父上さまぁ……こんなにポイントかかるんですねえ」

「ゼロからスキルを獲得する場合は、消費SPが多いみたいだな」


 しかもそのスキルのランクが高くなるほど(価値が高いほど)、値段が高くなるようだ。


 マリクの持つ黄金の手は、触れるだけでどんなものも直す・作ることができる、最上級の生産スキルだ。

 価値の高いスキルだからこそ、20万SPもかかるのだ。


「父上さま、どうしましょう?」


・所有SP145000


 現状では、黄金の手はゲットできない。


「決まってる。スキルが無くとも、できることをするだけだ」


 スキルはあくまでも道具の一つ。

 道具がないなら、ないで方法だってあるのだ。


 ノブレス・オブリージュ。

 たとえ自分にとって得意ではない事柄でも、自分にできる最大限のことをする。

 それが、力のあるもののあり方だ。

 

 そのときである。


『条件を達成しました』

『ユニークスキル、善因善果ぜんいんぜんかを獲得しました』


 ……ふむ。


「どうやら、新しいユニークスキルを獲得したようだ」

「す、すごい……! ユニークスキル1つだって、すごいことなのに、それを3つも! さすがすぎますヒラク様!」


善因善果ぜんいんぜんか(UN)

→邪神の遺体を討伐することで、Sチケットを生産する。


■Sチケット

→チケット消費することで、SP消費を無視して、スキルを獲得できる。



「ふむ……スキル善因善果、発動」


 すると俺の目の前に、3枚の黄金のチケットが出現した。

 ふむ……これがSチケットか。


「ん? ヒラクなんだそれ?」

「Sチケットというらしい。邪神の遺体を討伐すると1枚もらえて、SP消費を無視して、スキルを獲得できるようだ」

「す、すげえ……! それってほぼ無制限にスキル獲得できるってことじゃあねえか!」


 無制限ってわけではないが、確かに遺体を討伐すれば無条件で、どんなスキルも獲得できるわけだ。

 ふむ……これもまた、天が俺に与えた恩恵の一つ。


 おそらくは、邪神の遺体を連続で倒したことで、天も俺を認めたようだ。

 邪神を討伐する、勇者として。


 だから新たなユニークスキルを授けたのだろう。

 ならば、俺はノブレス・オブリージュの精神にのっとって、これを使って人助けをするのだ。


「Sチケットを消費し、スキル【黄金の手】を獲得」


■黄金の手(SSS)

→最上級の生産スキル。触れた素材からイメージ通りの物体を生産可能。


「よし、黄金の手ゲットだ」

「ならこれで! 二手に分かれて街を復興できるな!」


「ああ……しかし、マリク。修復は俺に任せてくれ」

「あ、ああ……どうした? 二手に分かれた方が効率よくないか」

「そうだな。だが別の方法を今思いついたんだ」


 俺は聖剣レーヴァテインを手に取る。


「レヴァ、おまえにはスキルを共有する機能があったな」

『うむ。そうじゃ』


 以前、俺のスキル開錠アンロックを、聖剣とスキルを共有して、斬撃にスキルを付与したことがあった。

 ならば……。


「よし。フレイ。力を借りたい」

「わかりました! 何をするのですか?」

「まず、おまえにスキルを付与する」


・飛翔(SSS)(消費SP100000)

→空を駆けることができるようになる。


・SP145000→45000


 どうやら、ゼロからのスキル獲得にかかるポイントは、そいつに適性があるかどうかも関わってくるらしい。

 俺(人間)が、飛翔を獲得しようとしたら、30万くらいかかったからな。


「フレイ、これで空を飛べるようになったぞ」

「空を!? す、すごいです……! 父上さまのおかげで、空を飛べるようになるなんて! わかりました、ふれい、とびまーす!」


 フレイはフェンリルの姿になると、俺を乗せて、空を駆ける。

 後にはマリクが乗っていた。


「何するかおれも興味あってさ、見せて欲しいんだ」

「良かろう。レヴァ、いくぞ」


 俺は聖剣レーヴァテインを手にとる。


「スキル、黄金の手を聖剣レーヴァテインに付与」


 聖剣の刃が黄金に輝く。

 俺の持つスキルが、聖剣に充填されていく。


 俺は剣を構えて、横にゆっくりと一閃させた。


 スパァアンンッ……!

 

「!? 黄金の斬撃が、町中に広がっていく!」

『斬撃が通ったあと、建物が修復されていきますー!』


 壁の穴は塞がり、壊れた建物は元の形へと戻っていく。

 これは、スキル黄金の手の力だ。


「そ、そうか! 聖剣にスキルを付与し、斬撃として放つことで、スキルを広範囲に適用できるってことか!」


 そう、黄金の手は有用なスキルだが、使用者がひとりしか居ないことが問題だった。

 いかに一瞬で壊れた物を修復できたとしても、ひとりしか使えないので、直すのにどうして時間がかかる。


「聖剣レーヴァテインは俺とスキルを共有し、増幅する機能があるようだな」

『すごいです! 父上さま! 自分のスキルを自在に操り、たくさんの人を救ってみせるなんて! さすがです!』


 聖剣によって増幅されたスキルの効果で、本来なら修復に時間がかかるところが、一瞬で作業が終わった。


「うぉおお! 建物がなおったー!」「すげえ……!」「誰がこれを……?」

「あ、アレを見ろ!」


 避難していた帝都民(恐らく城に避難してたのだろう)が、俺に気づく。


「そうよ! ヒラクが全部解決してくれたのよ!」


 ヴィルヘルミナが胸を張ってそういう。

「うぉおお! すげええ!」「ありがとうございます、ヒラク様ぁ!」「我らの救世主! ヒラク様ぁ!」


 ノブレス・オブリージュの責務を果たせたので、満足だ。


 こうして、俺は新たなる力を使って、壊れた帝都を一瞬で修復したのだった。


・SP45000→345000

・Sチケット:残り2枚

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― 新着の感想 ―
[一言] 大きいな差ですね、これじゃあげでも意味はないですね。
[一言] フィクサービームまで使えるように・・・w
[良い点] 話の展開が面白い 主人公無双だから安心して読める(敗北しない) [一言] 今回の話を読んだ感想です。 今後Sチケットで擬人化のスキルを取得してレヴァに擬人化スキルを与えて人間(女性)にして…
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