表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【WEB版】俺だけステータスオープンできる件~俺だけステータス確認できる世界でチートスキルもS級アイテムも選び放題~  作者: 茨木野


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

129/163

129.落着



 魔法国にて。

 イリーナの暴走を止めることに、成功した。


 ステータスを開いて、俺はイリーナにかかっていた呪いを、ステータス操作によって、解除してやる。

 

「…………」


 イリーナのステータスには、【トザスモノ】によるステータス捜査を受けていた。

 【トザスモノ】……父上。


 あいつのせいで、彼女は操られていた。

 俺とおなじ力を持ってるくせに、どうしてこんな酷いことを……。


 いや、今それを考えても詮無いことだ。

 やつの野望については、やつを捕まえてから詰めればいい。


 今は、彼女を呪縛から解き放つことが先決だ。

 俺はステータスを操作し、イリーナの状態を戻す。


 聖剣レーヴァテインの能力を解除。

 氷が一瞬にして水に変わる。


 倒れそうになるイリーナの体を、俺は抱き留めた。


「うう……ここは……?」

「イリーナ!」


 アーネストの呼びかけに、イリーナが応じる。


「アーネスト……私は……一体なにを……?」


 アーネストが困惑してる。

 イリーナがあれだけ散々色々やって、それを覚えていないことに、不信感を覚えてるようだ。


 ……それのそのはず。

 俺は、【トザスモノ】による支配を受けている間の記憶を、ステータスを操って、消したからである。


 ……父とおなじことをやってる。

 そうそしられても、いい。


 彼女が悪行に及んでいた間の記憶のせいで、彼女が苦しむくらいなら……。

 俺は、偽善のそしりを受けることに、いささかの躊躇もない。


 これが、ノブレス・オブリージュ。

 力あるモノの義務であり、背負うべき……業だから。


「……ありがとう、ヒラクくん」


 ぽつりと、アーネストがつぶやく。

 どうやら俺のやったことに気づいたようだ。


「……ほんとに、ありがとう。彼女を、本当の意味で救ってくれて」

「気にしなくて良い。俺はノブレス・オブリージュを遂行しただけだ」


 こうして、長かったマギア・クィフでも騒動に、終止符が着いたのだった。

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『有能兄妹を追放したんだからパーティ崩壊するのも当然です~万能付与術師の妹がS級冒険者パーティを追放されたので、最強盗賊の俺も抜けることにした。今更土下座されても遅い、兄妹でSS級を目指すんで』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n1288iq/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ