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そう、何を隠そう、今日はただの参拝に来ただけではない。お願いがあって頭を下げに来たのだ。私は意を決したように口を引き結ぶと、目を強く瞑ってまた頭を下げた。

「お名前貸して下さい!!」

分かっている。分かっているとも。親しき仲にも礼儀あり。貴方との関わりを軽はずみにネタにするなど、言語道断だと。だから我儘の中にも精一杯の誠意を見せる事にした。

気が付くと、相手の返答を待つ前に捲し立てていた。

「勿論、モデルという事で出来るだけ史実に近づけようとは思います。けども自分が感じた事を文にする方がより密接だと思うので、本での調べ物もしますが、主力は自分が感じたままに。もし『こんな事言わない。思わない』などと貴方様が思われても良いように、仮名を使わせていただきます。所謂、そっくりさんって奴です。それから.......」

「うん。落ち着いて。貸してあげるから」

昂る気を鎮めるように、骨ばった手の甲が頬に押し付けられた。双眸は優しさの中に仄かな悲しさ混じっていた。出来の悪い子供を見るような。

「う.......。最初からはやっぱり無理ですよね.......。もう少し参拝による交流を.......。うん?」

あれ、なんだか今『貸してあげる』という単語が聞こえたような。気の所為かな.......。そう思って様子を伺うように恐る恐る反応を見ると、柔らかい空気を纏った彼がいた。瞳は切れ長で涼やかだが、目の奥は菩薩のような光がある。もしかしたら、聞き間違いでは無かったのかも知れない。

※今回は自分から客観的に。

見ようによってはヤバめのカルトにも見えなくは無い作者の言動.....。

皆さんはマナーを守って程々に神社参拝、楽しんで下さいね。

匂いが良いところ沢山あります。お香の種類が聞きたい.....。


と、言うわけで何でも許せる方向けいきますよ!!


梅香の君、モデルとなった神様がいらっしゃいます。

他の神々と比べても精神が人間よりなので、相談をするにはまずこの方、と言った感じ。

とっても人格者です。本当に大好きぃ!!

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