「詳しく知らない」から創れる世界観
いざ小説を書こうと思っても、アイデアだけで「詳しく知らない部分」、沢山あると思います。恥ずかしながら、私の場合、歴史では、新撰組の「おきたそうし」が好きなのですが、私の持っている情報は、
1・短命
2・めッちゃ強い
3・イケメン
4・謎の病気を患っていた
ぐらいです。ぶっちゃけて言うと、漢字も何もわかりません。私にとっての「おきたそうし」は、「砂時計のように命を削りながら儚くこの世から消えた強く気高き志士」です。
この抽象的な感じが好きなのです。歴史マニアの人からは怒られそうですが、「詳しく知らない」ところにこそ「ファンタジー(幻想)」があり、ロマンがあるのだと私はおもっています。
別に新撰組がどうのというより、「おきたそうし」が、私の物語の中に来てくれればそれでいい。宇宙人だろうが地球人だろうが、ピアニストだろうが、ペットだろうが、
「砂時計のように命を削りながら儚くこの世から消えた強く気高きモノ」
であれば、どんな姿かたちでも取り入れる。それが私の創作に対する考え方です。名前などは、私の抱く印象を植えつけさせるための餌なのです。はなから本格的な歴史モノを描く気などはありません。いいじゃないですか、新撰組が幕末にいなくても。そうしたら日本はどうなっていたのか。それを書けばいいんでしょう? 想像で。きっと凄いぶっ飛んだ物語が出来上がるはず。
ラノベでお勉強する人はいないと思うので、もっと自由に固定観念に囚われず、純粋な気持ちで書くことを楽しんでみましょう! 残念なことに「おきたそうし」は亡くなっているのです。専門家でも知らない真実があるはず。それなら、思いっきりフィクションを描いたっていいじゃないのかな、なんて思います。
舞台が異世界である場合は、もう何から何まで自分の思うがままの世界を創り上げましょう。魔法使いやエルフが普通にいる時点で「ありえないこと」なのですから。オーク? なにそれ、私知りません。ゴブリンの仲間? そもそもゴブリンってどんな姿かたちしてるの?
まずはそこから創り始めませんか?
どうでもいいけれど、人間とゴブリンの旅ってなんだか面白そうね。
※「詳しく知らない」とはいっても、必要最低限の知識はいります。
是非感想欄とセットでお読みください(むしろ感想のほうが、ためになります)




