#7 基礎看護[看護の展開]
[コミュニケーション]
【本日の一問】
患者と看護師が面談をする際、両者の信頼関係を構築するための看護師の行動で最も適切なのはどれか。
1. 患者の正面に座る。
2. メモを取ることに集中する。
3. 患者と視線の高さを合わせる。
4. 事前に用意した文章を読み上げる。
【よつ葉の解答】
1. 患者の正面に座る。
不正解
正面に座って完全に向き合う形は、対象者に緊張感を与えてしまう。
2. メモを取ることに集中する。
不正解
メモを取ることに集中すると、患者は「自分のことをちゃんと分かろうとしてくれる」というイメージが持てない。さらに対象者のちょっとした表情などを見過ごしてしまい、得られる情報が限られてしまう。
3. 患者と視線の高さを合わせる。
正解
しっかり患者と視線の高さを合わせて表情を読み取る。
4. 事前に用意した文章を読み上げる。
不正解
文章を読み上げるだけだと、医療者側からの一方通行となる。事前に用意したものだけではなく、対象者の様子や反応に応じてコミュニケーションをとることが大切。
面談技法では、対象者からの信頼を得るための努力を怠らず、対象者の表現を助け、対象者からの豊かな情報を引き出す工夫が必要となる。
【天野教授の評価】
よつ葉さんは、全ての実習で「コミュニケーション」の項目は全て最高評価をもらっていたわね。
「母性」と「小児」は満点だったわよ。
おかげで私、鼻が高いのよ(笑)
「菜須は、私のゼミ生です」って言うと羨ましがられるのよ。 ふふっ。
【よつ葉の返事】
ありがとうございます。