#29ー2 成人看護学 【体温調節機能】
【熱中症・脱水】
次の文を読み問題に答えよ。
Aさん(55歳、男性)、会社員。野球が趣味で、野球チームに所属し毎週日曜日に試合や練習を行っている。7月のある日曜日、気温32℃、湿度86%。Aさんは野球の試合で守備についていたとき、急激な下肢の痛みが出現し倒れこんだ。その試合を偶然観戦していた看護師がAさんの状態を観察した。ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅰ−1。呼吸数30/分。脈拍120/分、整。身体は熱く、多量の発汗がみられた。
【付属問題】
Aさんは野球チームの監督の車で病院に搬送され、熱中症と診断された。Aさんの状態はJCSⅡ−10。体温38.2℃。呼吸数28/分。脈拍98/分、整。血圧112/62mmHg。SpO2 98%。嘔気・嘔吐を認める。救急外来の看護師のAさんへの対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
【選択解答】
1. 下肢を拳上させる。
2. ばち状指の有無を確認する。
3. 静脈路の確保の準備をする。
4. 頸部の両側を氷囊で冷やす。
5. 回復傾向にあることをAさんに伝える。
【よつ葉の解答】
3の「静脈路の確保の準備をする」と4の「頸部の両側を氷囊で冷やす」です。
【天野教授の評価】
正解ですが!!
理由を解答してくださいねぇ。
【よつ葉の再解答】
意識レベルがⅡ−10と下がり、体温も上昇しているため、すぐに輸液が行えるように静脈路の確保を行う。体温の上昇があるため、体表に近い動脈を冷やして体温を低下させる。
【天野教授の評価2】
うーーん、コンパクトにまとめるという小技を出してきたわね! 悔しいけど今回はよつ葉さんの勝ちだわね!
ところで、ばち状指って?
【よつ葉の解答】
ばち状指は、慢性肺疾患やチアノーゼ性心疾患にみられる特徴。
【天野教授の評価3】
そうね。そうなのよ。
Aさんって今、どんな状態?
【よつ葉の再解答】
さらに脱水が進行した状態。
【天野教授の評価4】
うん、文句なく合格で良いわよ。
明日はもっと頑張らなくちゃ。




