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月下の徒花  作者: 摂氏
7/8

新月

短い一日です。

新月の日。君は、窓辺にいなかった。見えない月を眺めて、鮮明な星々を追い掛けて、僕は待った。でも、君は来なかった。

今日は、月が出ていた。でも、月は見えない。そこにあるのに、月は見えない。この世界に存在する君の姿も見えない。

そういう日もある。何か用事があれば、来れない日だってある。そう思って、僕は布団に潜ったんだ。

明日の夜には、見えない月の下で、また君と会える。窓辺で微笑む君に会える。そう信じて、僕は瞼を閉じたんだ。

七話ですが、200文字程度です。短いですね。本文より短く終わらせたいので、余計な話は割愛します。


本作、同時投稿の次話が最終話となります。

お付き合い下さい。

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