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部活
昼食を食べ終え瑞樹とテニス部の見学に行った。
テニス部は校舎の裏にあるコートで練習をしている。
うちのテニス部は軟式だ。
見学していると、「練習参加する?」と部活の先輩が声をかけてくれた。俺と瑞樹は頷き練習に参加した。
思ってた以上にテニスが難しくて驚いた。
練習の雰囲気はそこそこで強豪って感じではなくて初心者でも入れる部活みたいだ。
練習が終わり先輩達から部活についていろいろと聞き見学は終わった。
「僕、テニス部に入部するよ。」瑞樹が迷いなく言う 「隼人くんは?」
「俺もテニス部にするよ、初心者でも大丈夫そうだし」
「これから頑張ろうね」眩しいぐらいのキラキラした目をしながら瑞樹は言う。
「おう、頑張ろうな」
帰る支度をして自転車置き場に行くと拓也がいた。
珍しく元気がなさそうだ。
「暗いやん、どしたんや?」
「徹野球うますぎ、俺下手くそすぎた。練習もしんどそうやし俺無理かも、、」拓也が自信なさげに言う。
「アホか、まだ何も始まってないやろ」
結構慰めたが拓也は帰り道ずっと暗いままだった。
拓也でも落ち込むと知り、面白かった。笑