8/12
クラスメイト No.3
野球青年の番が回ってきた。
「立花徹です。特技は野球で、将来の夢はプロ野球選手になることです。」
とても彼らしい自己紹介だった。
後二人で俺の番だ、
そして順番が回ってきた。
「友沢隼人です。将来の夢は火影です。、、、」
言った瞬間ミスったと思った。
全くウケなかった。笑っているのは拓也一人だけだ、
この世から本当に消えたいと思った。
そこからのことは本当に覚えてない、、、
「お前やらかしたな笑」拓也がニヤニヤしながら言う
「うるせぇ、お前のせいだよ」
「まぁまぁそんなに落ち込むなって。」
自己紹介は俺の黒歴史だ。
その後委員を決め今日の授業は終わった。
ある意味俺の中学生活も終わった。
「隼人君、お昼ご飯食べたらテニス部の練習行こ」
「うん、いいよ」
瑞樹の声が妙に優しく聞こえた。