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クラスメイト No.2
「野球うまそう」 俺が言うと
「うん、得意やで」彼は即答した。かなり腕に自信があるらしい。
「じゃ、一緒に野球部の見学に行こ」拓也は嬉しそうに言う。拓也のフレンドリーな感じに改めて驚かされる。
「ok」彼は返事した。
ドアの開く音と共に先生が教室に入ってきた。
各自席に着きホームルームが始まった。
そういえば野球青年の名前を聞くのを忘れてた。
「今日は自己紹介をしてもらった後、委員決めをします。」先生が今日の予定を言った。
自己紹介みたいなみんなの前での発表は苦手だ。
どんなことを言おうかと考えていると出席番号1番から自己紹介が始まった。
合沢、、です。趣味は、、です。特技、、です。
浅村瑞樹です。趣味は読者です。文武両道で頑張りたいです。 瑞樹の自己紹介は優等生だ。
拓也に番が回ってきた。
「杉原拓也です。将来の夢は海賊王になることです。」ネタを挟んだのが上手くいき結構みんな笑っていた。拓也は人前で話すのが好きだ。
次第に俺の番が近づいてくる。