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クラスメイト No.1
教室に入ると同級生達が賑やかに話していた。
自分の席に鞄を置き座っていると、
「君は何の部活に入るの?」
突然声をかけられて驚いた。声をかけてきたのはとても小柄で線の細い子だった。
「部活?、何も決めてない」動揺しながらも応えた。
「僕ね、テニス部に入ろうと思ってるんだ。
一緒に見学行かない?」 目をキラキラしながら聞いてくる。
「うん、いいよ。 名前なんていうの?」
「浅村瑞樹、よろしく」
「俺は隼人、よろしく」
少ししか話してないが瑞樹はとても心が綺麗な子だというとこがよく分かる。
「何の話ししてるん?」拓也が会話に入ってきた。
「部活何にするか話してた。」
「俺は野球部だな、隼人も野球一緒にしようぜ。」
「俺は瑞樹とテニス部の見学に行く。」
瑞樹?と拓也は一瞬困惑したがすぐに認識したようだ。
「そっか、まぁテニスも良いな」
「君野球部に入るの?」拓也の発言を聞きまた一人会話に入ってきた。そいつは瑞樹とは逆で体がとてもがっしりしていて背も高い、中1には思えないほどだ。
「俺も野球部入るんだ、よろしく」
とても好青年な感じだ。