表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リカーナの学園生活  作者: 中沢 文人
1学期
41/47

しれっとした重大発表と6歳にしておばさんになった香奈

アールマートさんと離れ、その後も挨拶しなければならない方とも挨拶し、アドお兄ちゃんとキュリスお姉ちゃんが出てきました。


「やっぱり顔を隠しているわね…」


アドお兄ちゃんは炎を模した顔半分を隠す仮面を。キュリスお姉ちゃんは氷を模した顔半分を隠す仮面をしています。国民の大半は炎龍と氷龍の加護を模していると思っているのですが、実際はそんなことはありません。本人?ですし。


「楽にせよ。」


その一言で緊張した空気が弛緩します。アドお兄ちゃんが出てきた時にはひれ伏そうとした人までいたほどの重圧。なめられないように、という意図もありますが一般人からすればこれが普通なのです。生物としての格が違うので本能的な所ですので、アドお兄ちゃんの重圧をキュリスお姉ちゃんが相殺しているのが現状です。


「はーいそれじゃこれから皆を集めた理由の、大事な発表をするよ♪心して聞いてね!」


そしてこれがアドお兄ちゃんの普通なのです。


「来年、我らの子供が天龍学園に入学するので仲良くしてね?」


…うん?我らの子供?…え?アドお兄ちゃんと、キュリスお姉ちゃんの子ども?まぁ、うん。えぇぇえぇええええぇぇ!!!?


「生後6年だからもうそろそろいいんじゃないかなぁ~って思って。」


生後6年!?パパも知らないんだよ!?


「はいはいアドゥースキュリオンおいでおいで。」

「「はい、お父様!」」


うん?声が2つ?


「ようこそ皆様方!」

「ごきげんよう皆様方。」


アドお兄ちゃんに呼ばれて出てきたのはアドお兄ちゃんに似た赤色の髪にキュリスお姉ちゃんに似た青のメッシュが入った中性的な顔に右目が赤、左目に青が宝石のようなオッドアイの男の子、キュリスお姉ちゃんに似た青の髪にアドお兄ちゃんに似た赤のメッシュが入った可愛らしい顔に右目が青、左目が赤の同じく宝石のようなオッドアイの女の子です。


「アドゥース・アルマ・マーキュプル・センテシスです。」

「キュリオン・リルマ・マーキュプル・センテシスです。」


龍種というのはファミリーネームという概念をあまり持たないので、センテシスが苗字、アドゥースとキュリオンが名前、アルマとリルマ、マーキュプルがミドルネームですね。とても可愛いです。


「この2人は勉強はできるが世間を知らない子どもだ。見聞を広めるためにも天龍学園に通わせることにしたから仲良くしてほしい。」

「よろしくお願いします!」

「可愛がってください。」


来年かぁー1年上だけど香奈も面倒みれるかな。


とさらに楽しくなりそうな学園生活に思いを馳せていると、音もなく、常人なら気配も感じられないような人が耳元で囁いてきました。


「リカーナ様。後程陛下のお部屋までお越しいただくよう仰せつかっております。」

「了解。ルーシャも知ってるから連れてっていいよね?」

「もちろんでございます。では私めはこれで。」


この方はアドお兄ちゃんの従者の方で、執事をやっています。アドお兄ちゃんのことを炎龍と知っている上にこの執事さん自身も高位龍ですのでいろいろな頼み事ができて頼もしいとアドお兄ちゃんが言っていましたが、本人には秘密なのです。


「今日はアドゥースとキュリオンのお披露目が目的だ。目的は達成したからこれにて閉会とする。お疲れ様でしたー」


こうして急なパーティーは終わったのでした。




「入ってどぞー」


そう言われ香奈とルーシャはアドお兄ちゃんの部屋に入ります。ルーシャが一緒でも驚くこともなくアドお兄ちゃんとキュリスお姉ちゃんが迎えてくれました。


「事情は聞いてるからOK。というかまだルーシャに言ってなかったことに驚いた。」


部屋は寝室になっていて、アドゥース君とキュリオンちゃんがアドお兄ちゃんとキュリスお姉ちゃんの上に座っています。


「驚いた?今日のパーティー。」

「うん、すっごく驚いたよ。アドお兄ちゃんとキュリスお姉ちゃん、子どもできたんだね。」

「おめでとうございます。」

「それも6歳!なんで隠してたの?」

「…恥ずかしかったから。」

「そそ。キュリスが恥ずかしがって、結局アドゥースとキュリオンが学校に通ってみたい!って言うまで公表するって決意しなかったんだよ。」


普段クールなキュリスお姉ちゃんにも可愛いところがいっぱいあるのです。


「ほら、お前たち。挨拶をしなさい。」

「「はい!」」

「僕はアドゥース・アルマ・マーキュプル・センテシスです。よろしくお願いします!」

「私はキュリオン・リルマ・マーキュプル・センテシスです。リカーナお姉さま、どうぞよろしくお願いします。」


アドゥース君はアドお兄ちゃんに似て活発で、キュリオンちゃんはキュリスお姉ちゃんに似て冷静なんだね。どっちも可愛いなぁ~それにお姉さまだって。グッとくるものがあるね。


「うん。よろしく、アドゥース君キュリオンちゃん。香奈はクォルドヴァーン・リカーナ・ブラックウィステリア。リカーナはミドルネームじゃなくて名前だから、香奈って呼んでね。」

「はい!よろしくお願いしますカーナお姉ちゃん!」

「よろしくお願いしますカーナお姉さま。」


そう新しい家族はお辞儀をするのでした。か、かわいい…!


「こっちは香奈の親友のルーシャ。ルーシャ・レスト・フェルオス。魔王さんの娘で、料理がとっても上手いんだよ!」

「よろしく、アドゥース君キュリオンちゃん。気軽にルーシャと呼んでいいわよ。」

「よろしくお願いします!ルーシャお姉ちゃん!」

「よろしくお願いしますルーシャお姉さま。」

「こ、この子たち良い子だわ…!!」


ルーシャも衝撃を受ける素直さ。弟妹属性の凄まじさが分かりますね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ