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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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1フレームなどスローモーションなのだよ

 いまの俺は末那識を解放している


集中すれば1秒に60枚の静止画などスローモーションも同然だ


負ける気がせん


開始10分後


「やっと体が温まってきたわ」


やべい、なんだユウ姉、強すぎんだろ


俺は最初、手加減しようと天馬を選んだのだが、このありさまである


「そろそろワイバーン使おうかな」



開始30分後


「頼む、俺を本気にさせないでくれ、俺はユウ姉を傷つけたくない」


などと強がる俺にユウ姉は


「本気出しても良いわよ?」


あかーん、なんだこれ勝てる気がせんぞ!



開始一時間後


「てかこれあれじゃね?そっち二人とか卑怯じゃね?」


そう、水ザッパーキャラは持ちキャラの他にパートナーと二人で戦えるのだ


「パートナー無しでも良いでござるよ?」


こんなはずでは…



開始二時間後


「リアルファイトなら負けないんだけどなー」


散々負けまくった俺はそんなことを口にしていた


刹那、俺の顔にめり込むユウ姉のゴッドフィンガー


「すみませーん!リアルファイトでも絶対勝てませーん!」


なぜだ!


違うんだよ聞いてくれよ、ユウ姉が使うスプラッシュアートって技が反則すぎるんだよ


時を止めるの!


ガードできないの!


ピカーンって光って動けないところを、ぼこすか殴っては投げてくるわけよ


流石の俺も時を止められたら勝てませんよ?


ワイバーンをぼっこぼこにするその姿はまさに魔王と呼ぶにふさわしい


俺はユウ姉の強さを存分に認識していた



「そろそろご飯です」


チコちゃんが俺達を呼びにきた


「ふぅ、見てるだけでも結構疲れるわね」


サユリさんありがとね


そう言って、ニッコリ微笑むユウ姉は本当に楽しそうだった


「拙者も楽しかったでござるよ」


本当に楽しそうに笑うその姿を見て、サユリの回復を喜んでいたのだが


「しかし望氏、大したことないでござるな」


ぐぬぅ


「見事だなサユリ、しかし自分の力で勝ったのではないぞ!」


コントローラーが俺の末那識に付いてこれなかっただけということを忘れるなよ!


などと捨て台詞を吐くのであった

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