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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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説明好きなイリスさん

 タルパの寝室には、俺とピンクナースチコちゃんと


脇が大きく開いた巫女服を着て、いまにもおっぱいが横からはみ出しそうなリュウと


ピンクのフリフリミニスカ魔法少女になった、パンツ丸出しのサユリと


白いスク水に身を包んだ、連邦の白い悪魔ことユウ姉と


うさ耳をぴこぴこさせながら赤いバニー服を着た、まんざらでもない感じのセツが居る



 説明しましょう


(なんだ!いきなり白衣に身を包んだ脳内金髪美女が現れたぞ!?)


この状況は言わば、望の深層心理、阿頼耶識が種子を発生させた状態


種子が対象世界のタルパに諸現象を起こす、あるいは、起こされたことで現出したものです


すなわち、タルパの深層心理に眠る望が引き起こした、末那識が生滅しょうめつする煩悩のリアル!


これで理解できないのなら、次回はなぜなにセツさんに登場してもらうわね


(待って!貴女はいったい!?)


わたしは真我を開発した研究者の一人、イリス・フレサンシュ


そう言い残し、俺の脳内研究者イリスさんは消えてしまった


つまり俺が無意識で阿頼耶識を使ったことにより、みんなを操作してしまっているのか?


てか、なぜなにセツさんってなんだよー!



「望さん口をあけてください」


月見うどんをフーフーしてるチコちゃんナース


とっても可愛い


とりあえず一口


つるんと口に吸い込まれるもちもちのうどん


薄めのカツオ出汁と小麦の風味が口いっぱいに広がる


なによりこの歯ごたえ!


同じ小麦で作られたそうめんでは味わうことのできない、この極太食感はまさに麺類の頂点と言えるだろう


卵の黄身が熱いうどんに絡まりマイルドな味も楽しめる


なるほど月見うどんか、実にエクセレントだね!



「望さん何かして欲しいことはありませんか?」


前かがみになり、いまにも横からおっぱいがこぼれ落ちそうな巫女さんリュウ


出来ることなら、そのまま縄跳びでもしてもらえると、大変なこと、あ、いや、嬉しいと思います!



「あんまりこっちを見ないでくだされ!」


布団の横に身長180センチあるサユリがめいっぱい小さく丸まっている


しかし衣装が小さいのか、くまさんプリントパンツが丸見えである



「はい、のん坊リハビリするわよ」


そう言って次に現れたのは、白いスク水姿のユウ姉


俺の足を豊満ボディに押し付けながら、前後するその姿はモービルスーツの発進を彷彿とさせる


ひんやりとした水着の肌触りは、戦場で感じるゾクリといった感覚と同じであろう



遠目に見えるセツは、なにやら銀のトレイを水辺に持ち


トレイに青色の液体が入ったグラスを乗せ、意味もなく50畳くらいある寝室を歩き回っている


しかし赤バニーか…


大きく胸と背中の開いたその衣装は、セツが着ると胸の部分が(何か?)いえなんでも


うさ耳をぴこぴこさせながら歩いていた


なるほど


俺の中にはみんなが居て、みんなの中にも俺が居る


阿頼耶識が俺の中のみんなに影響を与えたことで、みんなの中に居る俺が種子を発生させたってことか!

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