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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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瞬獄殺

 朝食を終え、食後のチコちゃんコーヒを飲んでいると


「望氏、拙者と勝負するでござるよ」


と、何やらサユリの機嫌が戻ってるようで


「ほう、受けて立つでござる!」


そうノリノリで返すと、嬉しそうに笑ってくれた


「で、何するの?」


「久し振りにゲームがしたいでござるよ」


うちに二人で遊べるゲームなんてないぞ


VRは一人用だと思ってたけど、あったわ、あの部屋に大量に



 食後のコーヒーを飲み終えた俺はサユリと秘密の部屋でゲームをしていた


サユリの希望したゲームは鋼拳7という対戦格闘ゲームだ!


剛鬼を操作するサユリ


対して俺は強キャラと言われるトラグノフを操作する


「覚悟するでござるよ!」


サユリがそう言い放つと、大パンチからの一瞬万撃がトラグノフに決まった


剛鬼の背中に神の文字が浮かび上がる


「お主、このゲーム相当やり込んでいるでござるな!」


かれこれ20戦くらいしているのだがまったく勝てる気配がない


「てかあれじゃね?こっち殴るしかできないのに剛鬼飛び道具使うとか反則じゃね?」


「トラグノフは剛鬼より全然強キャラでござるよ?」


「ほんとに?トラグノフって強いの?」


強キャラでござるとサユリはいう


しかし勝てない


「ちょっとキャラチェンさせて、あと剛鬼禁止ね」


俺は平一八を選択した


対するサユリはシャオリンだ


「小娘が、こてんぱんにしてくれようぞ!」


あっさり負ける俺


「あれだ、俺ってば女の子を殴れないからさ」


散々パンチ入れといて何を今更と言われてしまう



 かれこれ3時間はプレイしただろうか


最終的にサユリは小パンチしか使えない条件にしても、俺はサユリに勝つことができなかった


「鋼拳は極めると小パンだけで勝てるのでござるよ」


サユリが得意気になってそんなことをいう


0勝100敗の大差で負けた俺は抱きまくらに泣きついていた


「サユリが俺のこと虐めるんだ!もう俺なんて死ねば良いんだ!」


元気出すでござるとサユリが俺を抱き上げる


「楽しかったでござるよ望氏」


本当に楽しそうに笑うサユリを見て


こんな顔が見れるなら、いくらでも遊んであげたいと思うのであった

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