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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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滅びの呪文

 ヤンデレの波動に目覚めたリュウ


それを受けても怯むことなく対峙するユウ姉は、まさに魔王と呼ぶにふさわしい


その二人を前に、封印を解いた萌えの波動を纏うサユリ


今、この三人を止められるのは俺しかいないだろう


ため息をつき立ち上がる


「喧嘩はやめよう、こんなことしても誰も幸せになんてならない」


瞬時に俺を睨みつける三人


三人から放たれたオーラに若干怯んでしまう


しかし俺も男だ、責任は取る



 右手のナノチップに左手を添える


その様子をわけも分からず見守る一同


俺は目を閉じAIを操作し「バロス!」という掛け声と共に課題を消去した


「滅びの呪文でございますか!」


萌えサユリがお嬢様モードでいう


「こんな物があるからいけないんだ」


もとはと言えば俺が課題をやらなかったのが悪いのだが、諸悪の根源はこれだ!


「課題を消去するとは愚か者め」


富士山みたいな口をしたセツにいわれた


それを聞いてユウ姉が俺の手を取るが時すでに遅し


「ごめんねユウ姉、折角手伝ってもらったのに無駄にしちゃって」


この一ヶ月間、本当にありがとう


それを聞いて何も言えなくなるユウ姉


俺は右手を天高く突き上げ、その拳を強く握る


「我が課題に一片の欠片無し!」



 呆気に取られている一同と共に、リビングに戻ってきた


チコちゃんがコーヒーを手渡してくれる


「ありがとうチコちゃん」


笑って俺の隣に座る


俺は親父の言葉を思い出していた


「タルパを制御できなくなった」


なんとかしないとやばいよな…


それはまあ追々やるとして、いまは置いておこう


目の前で項垂うなだれる三人をテーブルに突っ伏しながら観察する


俺は食事のとき、おっぱいが目に入るように席を決めていた


俺の目の前には左からユウ姉、リュウ、サユリの順に席が並んでいる


そう、気が緩んだとき、彼女達のおっぱいはテーブルに乗るのだ!


重力から開放されたおっぱいはとてもよい物なのだよ!


ユウ姉がロリ化していたのでまだ三人同時は確認できていないが


今がその時なのではなかろうか


俺はあのテーブルにおっぱいを6個並べて団子6兄弟を作ってみせる!


(その野望は阻止します)


しまった!隣にセツが座っていた!


親父の野郎、なんて厄介なタルパを具現化しやがったんだ


(安心しな、俺はセツのおっぱいも大好きだ)


セツはまんざらでもない様子だ



 しかし次の瞬間


俺は知らない教室に居た


「今度は俺に、一体何をしようと言うのかね?」


教室を一通り見渡し、教壇に立つセツを発見した、のだが…


教師スーツ姿になり眼鏡を外したセツが、鞭のような物を右手に持ち教壇に立っていた

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