日曜夜七時
「チコちゃんお風呂入りましょうか」
リビングでテレビを見てるチコちゃんにユウ姉が告げる
「すみません、いまいいところなので後で入ります」
チコちゃんが見てる番組からは
「まな板にしようぜ!」
などと聞こえてきた
今日も我が家は賑やかだ!
世界はロリっ子であふれていた
「じゃあのん坊、一緒に入りましょう」
なにがじゃあなのか、俺以外にも居るだろうと周りを見渡す
チコちゃんと一緒にテレビにかじりつくサユリとセツ
食器を洗うリュウ
ユウ姉には逆らえない
いや、俺が本気で嫌だと言えば抗うことは可能なのだが、悲しむ顔は見たくないのだ
「昔は一緒に入ってたじゃない」
そんなことをいうユウ姉に、体は子供、頭脳は大人な俺は必死に抵抗したんだ
しかし勝てるわけがなかろう
俺の抵抗も虚しく脱衣所に連れ去られた
「御武運を祈るでござるよー」
そう俺に告げるロリサユリの顔は、満面の笑みだったのは言うまでもない
服を脱ぎ風呂に入る俺とユウ姉
初めこそ緊張していたのだがもう慣れた
俺はロリコンじゃないのだ
幼女の体に興味などない
などと断言できるわけもなくてですね
俺はユウ姉の体を直視することができないでいた
なぜだ!俺はロリコンじゃないぞ!
抵抗も虚しく体を洗われた俺は湯船に浸かっている
なんでタルパまでロリ化してるんだ?
俺は風呂に浸かりながら考えていた
元々は俺の妄想だ
見た目も性格も創造主が生み出した世界感を壊さない範囲で操作が可能なはず
ユウ姉は巨乳キャラだったじゃないか!
確かに、幼い頃からイメージして具現化したのだから幼いユウ姉の部分もあるだろう
じゃあ他のみんなはどうだ?
なぜリュウもサユリもセツもロリ化してるんだ
本当に生物兵器の力だとでもいうのか?
体を洗い終えたユウ姉が隣に入ってくる
ロリっ子になってもユウ姉は魅力的だ
早くこの胸が育ってくれることを願わずにはいられないのだが
俺はなるべく意識しないよう素数を数えていた
なにやら脱衣所が騒がしい
耳を澄ますとテレビを見終わったのであろう、ロリっ子達が一斉に集まっているようだ
やばい
脱出を試みるがユウ姉に遮られる
「ちゃんと100まで数えなさい」
俺の素数はすでに1249になっているのだがね…




