始まる異変
なんてことをしてくれてけつかるのかこの子は
危うく失明するところだったぞ!
キッ!と鋭く睨みつけてくるセツ
「はい、させん、二度としゃあせん」
ティラミスを食べるセツを横目にコーヒーを飲み干す
(おっぱいが好きですか)
くいっと眼鏡を中指で動かしたセツに、脳に直接話しかけられた!
負けじと俺もセツの脳に直接話しかける
(この世におっぱいが嫌いな男など存在せんのだよ)
小さいながらもそこにあるセツの胸
すべてのおっぱいを平等に愛するべきだと主張するセツ
おっぱい議論が始まっていた
(なぜ男性は女性のおっぱいの大きさにこだわるのか)
簡単なことだ
(そこにおっぱいがあるからだ)
高い山があれば登りたくなるのが男だろう
それが高ければ高いほど挑みがいがあるってもんだ
(山を登ることに意味はない)
自称宇宙人を名乗るセツには人間の本質はわからないのだろう
これ以上の議論は無駄だ、俺はコヨリが好きなのだから
セツと議論し続けたらコヨリまで否定されそうで怖い
(おやすみ)
それだけを告げ、俺は部屋に戻った
でだ、目覚めた俺の前にはユウ姉がいるわけだが
ユウ姉の姿がロリータなのだよ!
いや可愛いよ、ユウ姉はロリータだろうがとても可愛い
だが異変はこれだけではなかった
天井を見上げる
部屋が一回りでかくなってる
いや、そうじゃない…
俺が小さくなってるんだ!?
慌ててパンツの中身を確認する
俺のビッグマグナムがポークピッツになっていた!
「何をしてるのかしら?」
などと怪しい目で俺を見るユウ姉
「ユウ姉、俺小さくなってる!」
パンツの中を覗き込まれた
「そこもだけどそこは駄目!」
虚しい抵抗だった
くそう、小さくなっても怪力と認識されてるユウ姉の力は強く、俺のあれを見られてしまった
悪意はない、スキンシップの類だろう
ふっふーんと満足そうなユウ姉
しかしロリータである
わけがわからないままリビングに向かうと目の前の光景に驚愕した
リビングに居るロリータ達
リュウもサユリもセツもチコちゃんもロリータになってる!?
いやチコちゃんは元々ロリータなのだが、さらにロリータ化しているような気がする
推定10歳くらいだろうか
理解できないでいるとナノチップに親父から通信が入った
「望、今すぐテレビをつけろ」
親父にいわれテレビを点ける
流れるニュースに目を疑った
世界中で起きている怪奇現象
「何をした?」
「いや、俺はまったくわからない」
モニタリングされた親父の姿も10歳程度になっていた…




