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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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まな板にしようぜ

 食後のチコちゃんコーヒーがテーブルに運ばれる


同時に並ぶ三層に分かれた長方形の物体


ティラミスである


なるほど、こいつがあるから雑炊を食べなかったのか


リュウが切り分けてくれたのだが丁重にお断りした


「保管庫に入れておくので後で食べてくださいね」


五人になった我が家の食卓は賑やかだ


俺の前に座るリュウとサユリ


俺の両隣にはチコちゃんとセツ


ティラミスを美味しそうに食べている


セツは相変わらず無表情だ


何を考えてるのかわからないが、ティラミスを黙々と食べる彼女は満足しているのだろう



 しかし親父のタルパ…


セツを横目に見る


んー、まな板


「まな板ですか」


突然セツが言う


しまった、声に出てたか!


周りを見るが、どうやらまな板発言はセツにしか聞かれていないようだ


自称宇宙人というセツ


俺はコーヒーを飲みながら、うー子のことを思い出していた


うー子もまな板だったな


俺は巨乳好きだ、しかしあのトゥルーハンター2は恐ろしいゲームなのだ


たまたま公園で捕獲された俺は文字通りうー子に捕まった


気がつけばマップに、うー子以外表示されなくなっていた


仕方なく進めていると、うー子の世界にどっぷりと浸かっている自分がいた


しかしうー子は巨乳ではない、貧乳だ


まさか俺が巨乳以外のキャラに惹かれ、攻略までしてしまうとは


ふと横を見るとセツがちょっと怒っているように感じた


「まな板は嫌いですか」


なぜだ!


声に出していないのにセツには俺の考えが読めるとでもいうのか?


(その通りです)


こいつ…脳に直接!?


なん、だと…


恐るべし自称宇宙人


俺はタルパと声を出さずに会話できるのだが、意識しないとそれはできないのだ


チコちゃんに「まな板ってなんですか?」と聞かれてしまう


「ほらあれだよ、日曜の夜にやってる農家の番組に出てくるあれね!」


必死にごまかした


チコちゃんは見ていないのだろうか、不思議そうな顔をした


もうセツがいる前でまな板は考えないことにしようと決めた



「そういえば望氏、無事先輩は攻略できたのでござるか?」


無事攻略できてないでござるよ!


俺はうー子の罠にはまってしまったのだ


恐るべきはトゥルーハンター2


目的のキャラに出会う前に、他の子にエンカウントしてしまうと攻略不可能になる


簡単に攻略が進んで行くゲームに調子に乗っていたのは言うまでもない


その分、ストーリーは濃厚でキャラの魅力を十二分に引き立てている


とても素晴らしいゲームだった


今夜は徹夜になりそうだな…


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