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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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天才の条件、それは貧乳だ

 さて困ったぞ


俺には真理の扉の先に行くことの他に、やることが出来てしまった


いや元々やらねばならぬことだったのだが


タルパの研究に夢中で忘れていたのだよ


「サユリもーん!」


「人を犬型ロボみたいに呼ぶのはやめるでござるよ」


俺は今ピンチなのだ、そんなこと気にしてられん


「すまんサユリ、今すぐあの部屋にありそうな天才美少女キャラを教えてくれ」


俺が涙目で頼むと、いくつか候補を上げてくれた


同時に画像検索する俺


 天才美少女ヤチヨ


飛び級で高校入学した紛れもない天才


しかし貧乳である


 次の候補は天才美少女アユ


セーラー服着て悪の組織と戦う水泳が得意な美少女


しかし微乳である


 次の候補は天才美少女カリン


戦闘機を身に纏い、空の平和を守る少女


しかし微乳である


 次の候補は天才美少女リン


生徒会に属し5カ国語を操るちびっ子


しかし貧乳である


 次の候補は天才美少女ユミ


でかい屋敷に住み、執事を虐めるのが趣味なツンデレ美少女


しかし微乳である


 次の候補は天才美少女ミラ


宝石を模したぬいぐるみと共に戦う魔法少女


しかし貧乳である



 この世の天才はみんな貧乳だとでも言いたいのだろうか


天才の条件は無い乳だとでも言うのか!


ことごとく却下する俺に理由を尋ねてくるサユリ


言えるわけがないだろう


俺は巨乳好きなのだ


「あれだよ」


俺ってば引きこもりだったから学園生活にあこがれててね


「なるほど」


何故か納得してくれるサユリ


「良い物があるでござるよ!」


きたこれ!


サユリがいう、良い物に胸を踊らせながらあの部屋に向かう



 数分後


「ぱららぱっぱらー、どきどきめもりーずー」


某犬型ロボっぽく紹介するサユリ


「ノリノリじゃねいか」


それを手に取る


なになに、どきどきメモリーズ、通称どきメモ


学園生活を舞台にしており、主人公は最終的に好みの女性に告白して成功させる恋愛シミュレーションゲーム


なにやらこのゲームの中に天才美少女が居るらしい


俺は検索をかけた


やべい、なんだこのゲーム…


大昔の日本で大流行したらしく社会現象にもなったらしい


「面白さは保証済みってやつか」


ゲームをセットして電源を入れる


まだ動くこのロストテクノロジーに感動したのは言うまでもない


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