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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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人類みなロリコンだろ?

 高校からは義務教育ではない


生徒の自主性が尊重されるのだ


中学までは学校と呼ばれる施設に集団で入り、集団の中で学ぶのだが


高校から通信制だ


なので中学ボッチでも家庭教師やらを雇えば高校からやり直すことも可能だ


社会に出てしまえば学生の頃の友達などほぼ無縁の存在


そういった理由もあり、ほぼすべての高校が通信制なのだ


課題さえこなせば進級出来るのだが


198って流石にやばすぎるだろ…


具体的に一ヶ月の課題が30あるとして、半年分の課題がまるまる残ってる状態


進級リミットまで残り三ヶ月弱


常識的に考えて、それは絶望するしかない数字だった



「卒業したいなら留年してでも卒業すればいい」


苦労するのは自分だからな!


でもいざとなれば親父の財産が


などと考えているのはお見通しのようで


「お父さんが死んだら財産は国に返すからな」


元々不正して国から手に入れた金だ、当然国に返すべきだ


そこらへんの道徳は心得ているようで安心した


しかし、今の俺の状況はちっとも安心出来るものではなかった


 

 親父は施設に戻るという


元々あのミルは親父がチコちゃんのために買った物らしい


所有権はチコちゃんにある


なので我が家のコーヒーは無事だ


あんな高い場所に置いといた理由も、俺と妹に触らせないためだった


そのせいでチコちゃんが悲しんでいたことを伝えたら


親父はキッチンに土下座して謝罪していたのだが、チコちゃんには見えていない


親父が去り際に


「チコちゃんを頼んだ」


「頼まれなくてもチコちゃんは俺が守る」


俺はチコちゃんもコーヒーも好きだからな!


まかせろという俺に、親父は


「お前もロリコンの仲間入りだな」


などと言われ


イエスロリータ ノータッチ!


と返してやった

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