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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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芸術的卵焼き

 程なくしてリビングにリュウが現れた


俺の前に並ぶ料理


ご飯、味噌汁、浅漬け、そしてチーズ入り卵焼き!


リュウが向かい合って座る


頼んでもいないのに浅漬けまで用意してくれるとは流石と言わざるを得ない


隣から鼻歌が聞こえる


そして


チコwith俺:ふたりドゥビドゥバー


ポーズが決まった!


リュウは目を点にしてこちらを見ている



「いただきます」


「召し上がれ」


まずは味噌汁を一口


大根の細切りが入った味噌汁は出汁が効いててマイルドな味わい


うーまーいーぞー


心の中で叫ぶ


次にご飯


お米が輝いている


粒が立ってて程よい粘り気、しかし口に入れた瞬間ほろける米粒たち


噛めば噛むほど甘くなる、こんなお米は生まれて初めてだ!


うっま…


12等分に切り分けられたチーズ入り卵焼きを一口頬張る


卵の甘みにとろけるチーズのシルクのような滑らかさが口の中で最高のハーモニーを醸し出す


飲み込むのが勿体無いと思えるこの味はまさに芸術品!


俺はいま、食べる芸術を味わっているぞ!


箸休めにきゅうりの浅漬けをポリポリ


塩気が効いてコリコリの歯ごたえ、とても美味である


こんなに美味しいきゅうりが世界一栄養のない野菜だと誰が信じようか


ミールをレンチンした料理とは比べ物にならない


レストランを開けば大盛況間違いなしだろう


一通り料理の味を堪能した俺は遠慮せずにガツガツ行った!


もう我慢の限界だ、こんな美味い物を目の前にお預けなんてされたら一生恨まずにはいられないだろう


しかしそれを目の前の女性から受けることになろうとは…



 ふとリュウを見ると、ものすごく食べたそうな目でこちらを見ている


そんな目で見ないでくれ…


箸を止める


ご飯、浅漬け、味噌汁の順に動かす


箸を卵焼きの前に移動させる


輝くリュウの目


狙いはこれか!


俺は卵焼きを一欠つかむとリュウの前に持っていった


「卵焼き食べりゅ?」


大きく目を見開くリュウ


なにか遠慮しているようだ


俺は卵焼きをリュウの前から引っ込めた


すると、とても悲しい目をする


なにこのタルパ、可愛すぎる!


俺はアニメで見たあれをやってみたくなった


「リュウ、ほらあーん」


真っ赤になったリュウが口を開けた


そこに卵焼きを突っ込む


とても美味しそうに食べるリュウ


満足した俺は自分の行動を思い出して


両手で顔を隠しながらゴロゴロと床を転げ回っていた

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