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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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卵焼きと目玉焼き

 食材を保管庫に運ぶ


くっそ重い


リュウの反応が面白くて、ついつい一週間分の食材を解凍してしまった


保管庫の中にそれを詰め込むのだが量が多すぎて入らない


どうするか考えているとリュウが


「お米など常温で保管できる物は外に置いておきましょう」


肉や卵、鮮度が落ちやすい物は保管庫へ、保管庫を使わなくても数日鮮度が持つ物はキッチンの端に


なるほど


流石は俺が見込んだキャラだ、食材のなんたるかを心得ている


関心している所に「何か食べたい物ありますか?」と質問された


悩む…


アニメの中に出てきた料理を思い出す


あれが良いな、2話で出てきた「チーズ入りの卵焼き!」


俺はチーズ入り卵焼きをオーダーした



 リビングの椅子に座るとチコちゃんがコーヒーの注文を取りにきた


チコちゃんコーヒーにリュウのチーズ入り卵焼き


俺はいま、世界一幸せ者なのかもしれない


キッチンで作業する2人を見ながらそんなことを思っていた


さて、この先どうしよう


ご飯が出来上がるのを待ちながら、この先の計画を練っていた


ひとまずあの部屋を整理するとして、真理の扉の先へ行くには知識が必要だ


チコちゃんが消えてないということは、もしかしたら自称宇宙人もこの家のどこかに居るのではないか?


しかし手がかりがない


チコちゃんを最初に見たときの、あの感覚だけが手がかりだと思うのだが


「お待たせしました」


チコちゃんがコーヒーを運んでくる


俺の隣に座るチコちゃん


「チコちゃんはずっとあの箱の前に居たの?」


コーヒーを飲みながら隣に座るチコちゃんに聞いてみる


「はい、ずっとミルの前に居ました」


ミルってのは豆を挽くあれね、粉砕機、グラインダーとも呼ばれている


どこかに行こうとも思わず、俺が見つけるまで誰にも認識されず、ずっとそこに居たという


チコちゃんを思うと親父に怒りを覚えた


あのロリコン親父め、チコちゃんを一人っきりにしやがって!


どうしてあの箱の前なのか?


何か本人に関係するアイテムがヒントなのかもしれない


しかし親父の話だけではコーヒーを作るのが上手いチコちゃん以外の手がかりがない


体の弱いスズネ、未来が見える、自称宇宙人、超能力者


これらの人物をチコちゃんに聞いてみる


未来視のスミコ、自称宇宙人のセツ、超能力者のカオリ


各能力者の名前が判明した!


スズネは目玉焼きを焼くのが得意だそうだ


なにやら虫っぽい味がするらしい


虫っぽい味の目玉焼きってわけがわからないよ!


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