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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の先
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感じざるをえない

 休みってのはあっという間に終わってしまう


移動にかなり時間がかかるので、早めにカナリアの故郷から出ることにした


途中、お土産でも買おうかと寄ったお店でゼラニウムの髪留めを発見


カナリアに赤いゼラニウムの髪留めをプレゼントしてあげた


「ミザリーは欲しい物ない?」


ミザリーは外ではツンなのだ


別にないと言いながら一点を見つめている


チョコだな!


俺にはわかるぞ!


俺はミザリーにスティック状のチョコを買ってあげた



 帰りは別ルートを通るらしい


馬車の中で一日寝ることになるという


急ぐ旅でもないし、周りの景色を楽しんでいた


夜になり、でかい桜の木の下で寝ることになり


ついでに夜桜を楽しんだ


「すげいなこの桜」


花の重みで、枝がダランと垂れている


カナリアが桜と話してるようだ


「マスター、この桜は枝垂れ桜と言います」


枝垂れ桜は寿命が長く600年は生きています


この桜は1000歳くらいでしょうか


生命力高すぎんよ…


枝垂れ桜の力強い生命の息吹を感じざるを得ません!


都市伝説っぽく驚いてみた


「枝垂れ桜にも花言葉ってあるの?」


カナリアは本当に花が好きなのだろう


嬉しそうに説明してくれた


「一般的に桜は、精神の美、優美な女性と言う意味合いがあり」


枝垂れ桜は、優美、ごまかしという言葉の通り、しとやかで美しく上品なお花です


ふむ、ごまかしは女心を表現しているのだろう


女は男に隠れて自分を磨くものなのだ!


俺が街一番の娼婦になれたのも、自分磨きに余念がなかったからだ


生きる為に必死だったのだよ…


枝垂れ桜の木の下でぴょんぴょん跳ねるミザリーを見ながら、辛かった日々を思い出していた



 リュウは元気にしてるかな


桜の思い出といえばリュウなんだよ


チーズ入りの卵焼き


また食べたいな…


あの頃はリュウがご飯を作ってくれるのが当たり前に感じてたけど


本当に大切なものは離れてみて気付くものなんだ


優しさに気付くのはいつも後になってから


帰りの馬車に揺られながらそんなことを考えていた

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