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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の先
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チタニウム?

 新しい街は植物が多く、とてものどかな街だった


温厚な人が多く、俺達は花屋で働きながら生活している


贅沢な暮らしはできないが、ミザリーもカナリアも楽しそうだから満足だ!


ちなみにカナリアと契約しても体に異常はない


カナリアが強い魔法を使うときだけ、俺の力が必要になるそうだ


花なんて興味はなかったが、水をやるだけで綺麗に咲いてくれる


俺は花が好きになっていた


「マスター、そのお花がお好きなのですか?」


うむ、カナリアと契約してから俺はマスターと呼ばれているのだ!


「俺ってば結構枯らしちゃうじゃない?」


この花は中々枯れない強い花だから好きなんだよね


チタニウムだっけか?


花屋で働いてるのにあんまり花の名前を覚えてないのもどうかと思うが


カナリアは花と何か話している


カナリアには花の精霊というのか、植物の力を借りることが出来るらしい


使い魔と呼ばれる能力で、結構珍しいものだという


「このお花はゼラニウムと言います」


別名テンジクアオイとも呼びます


暑さと寒さに弱いのですが真夏と真冬以外ならお花を咲かせてくれます


年中咲いてるわけじゃないのね



「ありがとうカナリア」


俺がそういうと嬉しそうに微笑んでくれる


「花言葉なんて物もあるんだよね?」


俺がそう言った途端、目を輝かせながら嬉しそうに説明してくれた


「一般的にゼラニウムは尊敬、信頼、友情を表していますね」


色によって花言葉が変わり


赤いゼラニウムは、貴方がいる幸福


ピンクのゼラニウムは、決心、決意


黄色いゼラニウムは、予期せぬ出会い


白いゼラニウムは、あなたの愛を信じない


深紅のゼラニウムは、憂うつ


「ほっほー、つまり赤とピンクが良いのかな?」


「贈り物にするならそうですね」


これで俺の接客能力も上がったな!



 今日から3日ほど仕事が休みというので、少し羽を伸ばしに遠出した


カナリアの故郷がこの街の近くにあり、故郷の近くにはでっかい湖があるらしい


戦争で国は疲弊したが、故郷は無事なようだ


温泉が有名で羽を伸ばすにはもってこいらしい


馬車に揺られること数時間


あれだな、この国の近くって感覚は俺と違うんだな…


長い馬車の旅を終え、硫黄の匂いがする温泉の街へとやってきた

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