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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の先
134/710

ゲヘナ

 ミザリーが水のようなスープを飲ませてくれる


なんだろう、あんまり味はしないけど悪くないな


「ありがとうミザリー」


ミザリーは無表情だ


腹が満たされた俺は、ミザリーに色々説明してもらった


ここはゲヘナって世界らしい


外にはモンスターなどが存在しており、剣やら魔法やらが使えるという


もっと色々聞きたいが、ミザリーが眠そうにしてるのでやめておいた


俺の隣で無防備に寝るミザリー


こんな硬い床で寝たら体壊しちゃうよ


スウェットの上着を脱いで、ミザリーの下に敷いてあげた



 一週間ほど経ち、大分この世界のことを理解した


ミザリーは少しずつ心を開いてくれて、今では友達のような感じだ!


しかしミザリーは孤児だという


あんなに可愛い子供を捨てるとは、けしからん!


ガッシャーンッ


またか


怒鳴り声がする場所に移動した


「本当にあんたは使えない子だね!」


そう言ってミザリーを叩こうとするババア


「やめなよ大人げない」


俺は毎日ミザリーを守ってあげているのだ


俺の後ろでブルブルと怯えるミザリー


「よそ者は引っ込んでな!」


文句があるなら出ていきなよ!


どうせ子供だけじゃそこらでくたばるのがオチだろうけどね


くっそババア…


正直、温厚な俺でもそろそろ限界だ


「ああ、こんな所に居るくらいなら出ていった方がマシだわ!」


行こうミザリー


俺はミザリーの手を引いて、ババアの家から飛び出した



 ミザリーは俺の横を不安そうについてくる


あの水みたいなスープはミザリーの食事なのだ


俺に分けてくれたせいで、ミザリーは弱っていた


「大丈夫だよミザリー、俺がなんとかするから」


正直、行くあてなどない


この先の街に行けば、きっとなんとかなるだろう

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