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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の先
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扉の先のユーノ

 みんなは先に地下に居るのだろう、部屋の鍵を内側から閉めて階段を下りる


「おまたせ、それじゃ行こうか」


地下の部屋はかなり広い


20畳くらいある空間が縦長に広がっている


一番奥、介護ロボが居た場所にでかい機械が見えた


セツがその機械に手を置けという


恐る恐る手を置くと、部屋の床やら壁やら天井やらに無数の映像が流れた


「これが時が動き出すってやつか?」


(そう)


機械の裏側にある壁に不思議なゲートが見えた


この中では決して立ち止まらず、振り返らず、前だけを見て進まなければならないらしい


「よし、みんな行こうか!」


先陣を切って歩きだす


俺の後ろをみんながついてくる


なんか後ろから親父の声が聞こえた気がするがきのせいだろう


10メートルくらいのゲートを抜けた先は、ただの広い空間だった



「セツ、ここが扉の先?」


振り返るとゲートは閉じられ、誰も居ない空間に一人残された


ちょっとまてーい!


怖いよママン!


「サマエル?」


え?


声がした方に振り向くと、褐色の肌に銀髪、赤い瞳で黒いゴスロリ服の幼女が立っていた


「えっと、どちら様ですか?」


「ユーノはユーノっていうの」


ユーノと名乗るこの幼女は俺をサマエルと呼んだ


「俺は望だ、よろしく、ところでサマエルって誰?」


あとここってどこ?



 ユーノが詳しく説明してくれたがあまり理解できなかった


「とりあえずこの空間がRootsってやつで、世界の元になってるのね?」


それで空間に枝分かれしてるのがRoutesっていって経路を示す三人称、複数形現在なわけね?


ところで、ここには俺の他に六人居るはずなんだけど知らないかな?


「望の足元に青い線が見えるでしょ?」


そこに触ってみて


ユーノにいわれ、足元の細い線に触る


空間にモニターのようなものが浮かび上がり、俺のステータスのようなものが表示された


「これが俺ってこと?」


良く見ると、容姿、知力、体力など様々な数値が詳細に記録されている


「Recognitionってところに触って」


言われた通り触ると、空間にコヨリ達と家族、知らない人まで浮かび上がった


親父のモニターを見ると1つだけ数値が0のunknownがある


「このunknownってのは?」


「それはRecognitionが消されてるって意味よ」


他のRecognitionの数値を下げれば上げられるの


ふむ、たぶん認識のことだろう


親父の認識は上から、母さん、俺、カナエ、その他って感じになっている


まあ、もう戻らないだろうし俺はいらんか


俺の数値を下げ、unknownの数値を上げると介護ロボになった


なるほどね、認識って等価交換なのか!

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