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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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親父の事情

「望さん、あなたの理性はこの件に直接関係してはいません」


ですが、セツのお尻に硬い物を押し付けたことは立派な罪になります


判決の前に何か言うことはありませんか?


俺はみんなを見る


「みんな、嫌な思いさせて本当にごめん」


全員に俺の素直な気持ちをぶちまけた


一人ずつ、みんなに好きという気持ちを伝え


「俺はみんなを心から大切に思っている」


そう伝えカオリの目を見た


「この法廷で裁かれていたのは、あくまで被害者のスキです」


この先、被告人、望さんは再び他の罪状で審理を受けるでしょう


カンッ!


「それでは、罪状を(スキ)に限り、いま、判決を下します」


「被告人、望さんは無罪です」


俺は無罪を勝ち取った!


カンッ!


「それでは、今回はこれにて閉廷しましょう」


カオリが優しく微笑むと、リビングに平穏が戻り、スキ裁判は終了した



(スキ、許可)


裁判が終わり、セツが何か許可すると俺の体が謎の光に包まれた


「なんだ?」


硬い物の罪で殺されるかと思っていたが、身体に痛みは感じない


みんなを見ると複雑な表情をしている


チコちゃんは何か嬉しそうだ


「今度は百合でござるか…」


なんだ百合って?


体を見ると俺の胸が膨らんでいる!?


なん、だと?


股間を触るが…


「俺のビッグマグナムが無くなってる!」



 どうやらセツのとんでも能力で俺の体は女になってしまったようだ


そもそも思春期男子高校生が美少女だらけの環境に置かれ、何もないなんてことはありえないそうで


「そんなトラブるがあるわけない」


などとセツがいうのだが、トラブってんのは俺だよ!?


トラブる前に改善しようと話し合った結果


サユリは最後まで反対してたようだが、俺の言葉で決心したようだ


「しかしこれ大丈夫なの?親父とか来たら驚くよ?」


(大丈夫、問題ない)


概念を変えただけで認識は変わらない


DNA、染色体、人の体を構成する物質はただのタンパク質


望の父は望を男だと認識している


他にも家に来れない事情がある


そう言ってセツがサユリに何か話しはじめた



 現代では、万能細胞を使えば生まれる前に男女を選択することも可能だ


多くの人は自分の遺伝子を、より優秀な物にしようと考え、争いが起きたこともある


しかし、人の体とは不思議な物で、男の体に女の心を宿す人間も生まれる


これらの治療にのみ使用を許可されているため、技術はあっても一般的には禁止されているのだ


「望氏、覚悟してくだされ」


そんなことを考えているとサユリが覚悟を求めてきた


俺はサユリに引っ張られ、秘密の部屋へ連れて行かれたのである

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