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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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ウェヌス

 全てを見終わる頃には17時になっていた


バンドラは俺には認識できないと痛感した


俺の能力、プライドスナッチは悲しみが苦手なのだ


コヨリがアニメの中で死んでしまったとき


俺はまだ無垢な子供だった


だから純粋にコヨリを愛し、具現化することができたのだろう


こんな神アニメを知らないなんて、人生の半分は損しているといっても過言ではない


余韻に浸ってるとチコちゃんが


「望さん、お願いがあります」


ついに来るのか!大丈夫なのかセツ!


セツはカオリと何やら脳内で会話してるっぽい


(ここには愛が溢れていますね)


カオリが俺の脳に直接話しかけてきた!?



 なにやらカオリは愛の女神ウェヌスの化身だという


(アテネじゃないんですかい!?)


(どれも私なのです)


人間が愛を求め争った結果、大きく分けて三人存在しているそうだ


主権ヘーラ、戦闘アテネ、生産アプロダ


この三人の女神の元が、愛の女神ウェヌスなのだと


つまり愛を司るカオリは認識(愛)を操作することが可能らしい


しかしまだ、その力は完全ではないようで


それでもカオリが近くに居れば、チコちゃんが消えることはないそうだ


とりあえず一安心と言ったところか



 などとチコちゃんを無視して話していたら


廬山昇龍拳ろざんしょうりゅうけん


ゴフゥッ


俺の腹にチコちゃんの拳がめり込んだ


どうやら…チコちゃんは…龍星がお気に入り…らし…い…


銀河を燃やしたチコちゃんが俺の顔を見る


「お願いがあります」


「なんでも言ってくださいチコちゃん」


俺はチコちゃんの願いならなんでも叶えてみせる!


「抱っこしてください」


ふむ、すまんみんな、俺はチコちゃんを抱っこしなければならないようだ


これがタルパを使う者としての宿命なのだ、許せ


羨ましいと思うなら真我を開眼するのだ!


周りを見るが、協定力が働いてるからなのだろうか、チコちゃんの抱っこに誰も何も言わない


カオリはにこにこしてるのだが


「駄目…ですか…」


すまんみんな!こんな潤んだ瞳で上目遣いされて断れるやつなどロリコンじゃない!


俺は微笑み両手を広げ「おいで」とチコちゃんに言うのだ


チコちゃんは少し恥ずかしがりながらも、嬉しそうに俺の首に両手を回して抱きついてきた


それを見て怪しいオーラを放つ三人!?


なぜだ!協定力の効果が無いとでもいうのか!


(おいで、愚か者)


どうやら俺の欲望のほうが、チコちゃんの愛よりも勝ってしまったようだ

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