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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
真理の扉の鍵
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イケメンになりたい

 エスプレッソのたしなみを知った俺は、洗い物をするリュウの隣に移動した


「後で俺の部屋に来てくれないかな?」


「わかりました、洗い物が終わったら行きますね」


それから数分後


エプロンを外したリュウが俺の部屋にやってきた


二人でベッドに座りながら会話する


「みんなで作ったご飯はどうでした?」


「もちろん最高に美味しかったよ」


リュウはご飯を食べて幸せそうにしてるときが一番可愛い


そう告げると、リュウは恥ずかしそうに笑ってくれた


「リュウ、お願いがあるんだけど聞いてくれる?」


リュウの目を真剣に見つめる


「何でも言ってください」


「今日はチコちゃんと一緒に居てあげて欲しい」


協定は理解している


俺もリュウと一緒に居たいけど、俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ


だからお願い!


「わかりました、行ってらっしゃい」


晩御飯作って待ってますね


「ありがとうリュウ」


晩御飯までには帰るから!


ニコニコ笑顔で送り出してくれるリュウ


でもどこか寂しそうな雰囲気だ


それを断ち切るように、俺はあの部屋へ向かった



「待たせたなセツ!」


(別に)


俺はこれからセツに分解される予定だ


一度分解して再構築すれば、俺の体は元に戻れるらしい


普段は何気なくただ食べていたご飯も、俺の体の一部になって生きている


そう認識したとき、体に力がみなぎるのを感じた


これが五感を認識するということなのだろう


リュウを待っているあいだに、セツといろいろ話していたのだ


六感から五感に目覚めてないから俺の体が小さいままなのではないのかと


(確証は無いがその可能性はある)


そこで一つ疑問に感じた


肉体を離れた魂はどこに存在するのか?


いままで散々冥界に逝ってた俺には確信があった


魂が肉体を離れてからも自分の肉体を認識していれば、魂は元の肉体に戻れるんじゃないか?


魂状態の俺が意識を失ったとき、セツは体に戻されたと言った


セツが戻したのではなく、俺の魂は肉体に自動的に戻ったのだ


恐らく幽体離脱みたいなもの


この意識が六感なわけで、俺の心臓に真我があるから意識がそこに戻ったのではなかろうか?


心臓の真我さえ無事なら、肉体がなくても霊体として生きていられるはず!


(そろそろ良いかしら)


くそ、覚悟は決めたんだがやっぱり怖いですよ


大丈夫だ、セツを信じろ


みんなの中に俺が居る限り成功するはず


なんたって俺のタルパは実際に具現化しているからな!


「よし、やってくれセツ」


再構築するときに出来ればイケメンにしてねと言い終わる前に、俺の体は分解された

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