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人工未知霊体を好きになったらば  作者: はちみつなめるぷー
プロローグ
11/710

終わる世界

 高祖父、和成は、とある科学会社の研究員


某有名科学会社の社員だった和成は、年齢=童貞という典型的な重度のオタク


大学院を修了後、LEDの研究を始め数々の功績を世に残す


LEDの明るさを調整する技術や、特許に関連するものなどを主に研究


その和成が生涯最後に研究していたのがタルパだという


科学とまったく異なる性質のタルパがどこで繋がったのかは定かではない


しかし、和成には何か確証があったのだろう


科学で証明できない事象を、科学とは別の新科学でそれを研究していた


研究が進むにつれ和成は、ある組織に目を付けられる


志半ばで和成は力尽きてしまうのだが…


和成の勤務する会社には、和成が属するエネルギー部門の他に医薬品部門が存在した


そこで和成は何かを完成させたらしい


和成の息子、義之はその意味が分からず、義之の息子でもまだ分からず親父が生まれた


親父は何か分かったのだろうか



 コーヒーを飲み干した親父は次のコーヒーを入れに立ち上がる


なんかスケールがでかくなってきて理解が追いつかない


コーヒーを手に戻ってきた親父は


「お父さんの昔話をしようか」


まだ何か話すというのか


「ちょっとまってくれ親父、オチはどこにあるんだ?」


「オチなんてない」と親父は少し笑い、そして話しを続けた


親父がタルパを作ったのは二十代後半のころ


仕事を辞めてニートになっていた親父は、高祖父の家で一人暮らしをしていた


そしてあの部屋の扉を開けてしまう


管理していた爺ちゃんは早くに亡くなっていた


それから親父はあの部屋で5年の時を過ごし、高祖父が残した意味を理解したという


「この世界は一つではない」


親父はそう言った


「タルパは終わってしまった世界に存在している」


終わるとはアニメが最終回で終わることとは別の意味


人がその存在を忘れたときに終わってしまうのだ


お父さんのタルパは終わった世界から現世に連れてきた存在


それが人工未知霊体



 ここで俺に疑問が生まれる


俺のタルパは終わってないのに創れるんだ


「なあ親父、俺はその終わってない状態でも創ることができるんだが?」


親父が質問してきた


それはどんなキャラなのか、いつのキャラなのか


その質問に答える


「望はお父さんの能力より優れているのかもしれないな」


なんか俺の能力は優れていることが判明した


「実はな、望が好きだったマスタースミスってアニメ、あれは大昔のアニメのリメイクなんだ」


衝撃の事実が発覚した


まさかあの神アニメを作った人が大昔の人だったなんて!


そしてさらなる衝撃が俺を襲う


「原作は日本、それをリメイクしたのが中国」


リメイクといえば聞こえは良いが、つまりパクったってことか


俺のプライドスナッチと似てる気がしたのは言うまでもない

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