優しいユウ姉
ベッドにダイブしてくるかと身構えるが
ドアの前から動かないユウ姉
過去を知られたことで、やっぱり嫌いになったのかと不安になってしまう
俺は起き上がり、ユウ姉の手を握った
ユウ姉は明かりを消してと言ってきた
部屋の明かりを消して、ユウ姉と二人で布団の中に入った
俺はベッドの壁側、奥の方に寝ている
手前にはユウ姉が寝ている
「のん坊あのね、お姉ちゃんの手握ってくれる?」
子供ボディの俺が手を握るとなると、ユウ姉が腕を曲げてくれない限り届かないのだが
俺は布団の中でなんとか手を握ろうと左手を伸ばした
「あんっ」
ユウ姉の口から色っぽい声がもれた
「んもう、そこはお腹よ」
色っぽく笑って俺の手を握ってくる
ユウ姉のお腹の位置におかれた俺の左手は身動き一つ取れない
「暖かい」
ユウ姉も同じことを考えていたのだろうか
優しい声が不安を和らげてくれる
「ユウ姉、布団ありがとね」
すごく良い香りがするよ
「お姉ちゃんの香りよ」
そんなことを言われて恥ずかしくなる
「ユウ姉の香り、好きだよ」
そう告げた俺を、いつもより優しく抱きしめてくる
「本当に?好き?」
俺の目を見てそう告げるユウ姉の目は、少し涙目に映り
すごく綺麗で、いつもより優しいユウ姉に俺は…
「ユウ姉が大好きだよ」
素直な気持ちを伝えた
俺は後悔しないようにちゃんと言おうと決めたのだ
ユウ姉は恥ずかしそうに笑って
「お姉ちゃんものん坊が大好きよ」
真っ赤になりながらそんな嬉しいことを言ってくれる
どうやらユウ姉は、俺がコヨリを愛してるって言ったことで不安になっていたようだ
俺もユウ姉に嫌われたんじゃないかと不安だった気持ちを伝えると
「そんなわけないでしょ」
優しく抱きしめて頭を撫でてくれた
布団の中で見つめ合う
そして二人笑って『おやすみなさい』というのだ!
たまにはこんなユウ姉も良いよね




