表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
果ての贖罪  作者: 紙袋
1/1

エピローグ

暗い。

暗闇が包み込む通路には、ただ一人佇たたずむ少年がいた。



そこには一人の少年と一体のむくろのみがあった。

冷たい石畳の冷気が素足から伝わり、少年の体温を奪う。



しかし、少年の両手は生暖かさに包まれていた。



突然、少年は右腕に鋭い痛みを感じた。

骨にまで届く様な傷み。



「……刻まれた」

少年は全身を包み込む悪寒に肩を震わせた。



少年は、生まれて初めて恐怖を感じた。

「…………寒い」

両手で肩を抱き、その場にしゃがみ込む。



ゆっくりまぶたを閉じる。

そして次に瞼を開けた時、少年は立ち上がった。


暗い通路を一歩、また一歩と歩き出す。

初めて知る恐怖に抗いながら歩を進める。


果ての祭壇を目指して……


この作品を読んで頂きありがとうございます。

まだ、執筆に不慣れなので色々と不敏な点がございますが、次話からもよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ