千里、今度こそ家を出る。
鼓動が早くなるのを体で感じながら、ここから動けずにいた。そう、玄関だ。
なんともみじめな光景であろう。カップ麺を買いにコン〇ニに行こうとしたものの、未だ現在家から出れていないのだ。外は冬並の寒さ。いや、今は冬か。
「ナレーションしっかりしようよー!」
じゃあさっさと家から出なさい
「はい…」
勇気を振り絞りドアノブを持ち、そしてそれを手前に引いた!
「あれ?開かないけど?閉まっちゃうよね?普通ドアって押して開けるもんじゃないの?てかうちの家押す方なの!」
それは失礼しました。
そしてそれを押した!
「もう遅いよ。外でる気ないよ。」
今の千里にもう家から出る気力は残っていない。
「誰のせいだと思ってるんですか」
自分のせいかと。
「じゃあもう部屋戻って寝ていいですか?」
千里、部屋に戻るそうです。って戻られたら困るんですけど。この作品完結してしまうんですけど。今から君には死んで……失礼しました。なんでもありません。
「めっちゃ気になる」
家から出たら教えましょう
「出たけど?」
きっきまでのためらいなんだったんですかー!
おっほん。失礼しました。少し取り乱してしまいました。ナレーション失格です。
「君ナレーション向いてないと思うよ」
「で、さっきの続きは?」
千里、ようやく家からでました。
「続きは?」
ここからのコン〇ニへの道のり、千里はどのように進むのでしょうか
千里(このナレーション完全に知らばくれてる)
ナレーション(こんなところでネタバレして部屋に戻られるなんてことあってはなりませんからね)
少し納得いかない顔をした千里であったが
「まあ折角家から出れたんだ、コン〇二い行くか。」
はい、そうしてください。いや、そうしなさい。
「ナレーションさっきから口悪くね?」
そんなことありませんよ
「ナレーションと会話成立してる時点でおかしい気が…」
沈黙が続く…
「君ちょっと強引なとこあるよね」
そうですか?それ褒め言葉として受け取らせていただきましたよ。そらじゃあ千里さん、さっさと行ってください。
千里、少し驚いたような顔をして
「しねーよ。とりあえず歩かなきゃ寒い……」
こうしてコン〇二までのまず1歩目を踏み出した千里であった。
今回は小説であってはならないとされている登場人物とナレーションの会話を入れてまました。←これがしたくてこの作品書き始めたというのもありますが……
最終的な目標としては(2話しか出していないのにこんな事言う私どうかとおもうのだが)たくさんの人に見てもらえる作品になればと思います(それ当たり前ですよね。)
よろしくお願いしますね。