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nadir 異世界で生きる為には  作者: BUBBLE KING
本編開始前  憑依~出会い
2/11

熱血脳筋な父登場



朝だ。


朝日というものは気持ちの良いものだ。


「あれ太陽じゃないよな・・・」


だってデカイし。色が赤いし。



「昨日の続きやるか・・・」


再び手に魔力を集める。

右手に紫色の炎が生成された。


今日はコレを飛ばすのだ。


さて、深呼吸。


大きく息を吸って・・・・




「ハァァアアアアアア!!」


しかし何も起こらない。

気合だけでは効果がないようだ。



ないようだ。



そんなことはないようだ。



「!」


火球はその形を変え、二重螺旋のような形を描きながら増幅する。


「まずいな、ウォーターボール的な何かよ、いでよ!」


右手で変な炎を出しつつ、左手で水のボール的なやつを生成。


それを右手にぶつける。



「ふぅ・・・」


炎はジューという音をたてて消えた。

よく考えれば、火を出すのを止めればいいんだった。



これはこれで、両手で魔術を使えるようになったからいいんだけどね。





「今の魔術、なんて言うんだ?」


参考にしていた「魔術教本 初級~上級まで」には、

上級魔術の「煉獄螺旋」だと書いてある。

やったぜ。



「詠唱が・・・って俺してないし」



詠唱があったらしいが、無詠唱で十分です。

それにこの本、炎の色を変える方法書いてないぞ。


不親切だな。



ともかくこれでファイアーボールとウォーターボールをマスターした。

土、風の方のボールもマスターしないとな。






まあとにかくこんな感じで俺は6歳になった。






___________________________




「アレクセエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!」


「なんでしょう父上」


「剣術の時間だゾ!」


「そうでしたか」



うるさい父がやってきたようだ。

25歳、俺と同い年である。


前は騎士だったが、今は男爵あたりになっているようだ。

すごいな。





「いや違う!ブンッと振ってザンッと斬りこんで、そこでガッ!だ!」


「意味不」


「だから、ブンッ、ザンッ、ガッ!」


「大変申し訳ございませんが、理解不能にござりまする」


「いやいや、ブンッ、ザンッ、ガッだからなあ」


「はあ・・・・・」


父の言っていることはよくわからない。

あれかな、俗にいう脳筋ってやつかな。



俺は俺の勘でいかせてもらう。



「おおっ!良くなってきたな、さすが俺の子だ!」


とか褒められた。

褒められて伸びる子なのだよ、俺は。







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