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吸血少女  作者: 紅束 戮
15/17

第14話:緊急事態

目が覚めたらそこは…ここどこなの!?

まさかっ、異世界転生っ…!!

なーんちゃって、そんな訳ないよね

うわぁ…なにこれ、お約束展開なの?

寝てる間にさらわれちゃいました、てへっ☆

みたいな感じ?


牢獄みたいな所だな、少し埃っぽい…

んー…こういう時に迷とか業戀とか侑希を呼んだらいいのか?

リラはいいや…あんまり戦う姿が想像つかないし…


迷!業戀!侑希!


て、そんな簡単に来ませんよね

どこのアニメだよ、それ


「お姫様がお目覚めだ」


悪役っぽいのキタコレ

うわぁ…今頃面倒なことになってるんだろうなぁ


「あ、そうか、念話したらいいじゃんね」


しまった…名案すぎて声に出してしまった


「あんだとぉ!!」


「落ち着け、結界を強くすればいい話だ」


ゲッ…やらかしたやつじゃん。

完璧にあかんやつじゃん

念話できない系じゃん


ていうか私張り付けられてるわ…

…折角目が覚めたのに、なんか意識が飛びそう。



「お前ら、何者だ」


「姫様…御無礼をお許しください。我々は姫様を救いに参上したまでです。」


こいつら馬鹿か…

私は ー姫ー と呼ばれる人格になっても、記憶も理性もある。

ただ、必要以上に血を欲するけどね。


「今はお前らから救われたい。ここは、危険すぎる。」


「姫様…」


とりあえず演技続けて騙すかな。


「救い出すと言ったが、迷が近くにいない時点で信じるに値しない」


迷の存在に感謝しておこう

私が姫ならそういうし…


ていうか、腕痛いな…

錆の匂いと血の匂い、媚びりついてるし

理性をこのまま保てるかが不安なところ。


「…姫様!迷は貴方が殺したのです!」


無茶苦茶すぎだろ…。

無理があるし


「では、呼ばせろ…試さぬ限りわからぬ

結界を解け」


「できません…狙われている限り如何なる事があっても…」


うわぁ…うわぁ…気持ち悪い演技だなぁ

人の睡眠邪魔する人間にいい人はいないのよ


「お前ら…それ以前に私の拘束を解かないのに説得力の欠片もないわ」


うーん…どうにかして解いてもらえないかな…


「姫様が暴走するからです」


した記憶ないわ…

どうにか力入れたら鎖解けたりしないかなぁ…


ふんっ!


バキッ…


あ、壊れた…意外と簡単にいけるものね。


「っ!くそ!」


「こんな結界ごときで主を見捨てるなんてさせないわ!!」


ガンッ!


「うっわ~怖いなぁ花乃ちゃん」「来るに決まってんでしょ」


主従契約怖いわね…

もし来なければ皆血を吸い取ってやったのに


「きなさい、迷!」


大きく叫べば手元に迷の刀となった姿

なんか懐かしい感覚…


“姫、私の動きに合わせてください”


刀に誘導される

まぁ普通剣術とかわからないからね

でもどうしてかな…楽しくて仕方ない


最後のひと振りですべてが消滅した

もしかしたら、迷さえいれば、他要らないんじゃ…


「っつ…」


いや、やっぱ強い分、体力の減りがやばい…


「花乃」


優しい声のあと意識は途絶えた…。

業戀…


私わからないよ

業戀のこと好きになってしまった。

恋愛なんてしたくないって思ってたのに

それで中途半端に逃げながらいる。

それが苦しい。自分が怖いことから逃れるためなのに、苦しくて怖くて…たまらない。


この世に絶対なんて無いでしょ

無いから私は…


業戀…私、わからなくて…もう死んでしまいたいよ

好きなのに付き合いたくないって何…?

恋愛って何なの?

私を…殺さないで…

何言ってるんだろう…

そもそもここは、どこだろう?


「花乃!花乃!」


声が聞こえる…でも私はそこに触れることが出来ない

触れる気すらない


怖いんだよ

また裏切られるのが


「花乃…俺じゃ…ダメなの?」


泣かないで…震えた声で私を呼ばないで

苦しいよ辛いよ

私なんかよりいい子がいるでしょう


嫌だ行かないで…

ずっと私だけを見てて


付き合ってそのまま上手くいくわけない

どーせ、体が目当てで

新しく言い寄ってくる女がいればそっちに行く


私、可愛く生まれたかったよ

もっとスタイルのいい子に生まれたかった


イイ洋服たくさん着て飽きられない子になりたかった


私、なんでこんなふうに生まれてきたの?

吸血鬼と人間の恋愛なんて無理に決まってるし…


普通のなんにもない人間に生まれたかった


「花乃…俺の秘密…まだ伝えてないじゃん…」


秘密…秘密って何…知らないよ…

業戀は、私に何を隠してたのかなんて

知ったところでどうもできないじゃん



私の事好きとか言ったし、それ以上ないんじゃない?


あぁそれが嘘だったよみたいな展開か


ダメ…誰も信用なんかできない


「花乃!お願いだから…花乃の目を見て伝えたい

俺の本当を」


あなたの本当なんて知らなくていい


…こんな時でまで喬也が出てくるんだから

貴方では、無理だよ


「花乃…俺…いっぱいあるんだよ…謝らないといけない事も…沢山…」


「カレン…花乃ちゃんは多分自分の意志で目を閉ざしてる

きっと起きてはくれないよ


俺にも痛いほどに花乃ちゃんの気持ちがわかるから」


侑希、確かに貴方が一番私の気持ちをわかってるよね

あなたの過去を聞いた


痛みを知ってる


でも私の気持ちは…?


どうなんだろう…全てはわかってないよね


“そんなに閉じこもるなら私に体を開け渡しなさい”


どこからの声?

あなたは誰?


“わかってるでしょう。私は吸血姫…といえば分かり易い?”


吸血姫…私か…


“貴方が眠れば私に体を譲れるわ

どうせ貴方は生きようとしてないから私が頂いてもいいわよね”


確かに、このまま目を覚ましたくない

業戀を見たくない

何も分からないから


このままただ眠ればいいだけ…簡単…




「…あ、花乃ちゃ…」


「侑希、これ花乃じゃない…」


「姫様…御目覚めになられたのですね」


「吸血姫…」



意外と気付く物は気付くのね

赤崎 業戀と、迷…


「えぇ、その通りよ

て、この子の体はかなり幼いわね…」


「花乃を返してよ」


意外と潔いのね

私に歯向かうなんて


「嫌よ、この子が渡したんだから

それに、この子に出てきて欲しければ貴方達が努力することね」


どうせ出てくるはずもない

私の中で雁字搦めになってるこの子が


自分から目を覚ますことを拒んだものに私は捕まっていられない

改めてこの世を変えていかないとね…


「姫様、またあの御計画を…?」


「そうね、そうする他に無いでしょう」


こんな腐った世界の空気を吸うのは飽きた

この子に計画を伝えてやってもらおうとも考えたけど

それも無理だったし…


また私と迷で、やっていくしかない。

この世の怪物を殺して回る事を。


最後には自害しなければならない

それが、この子にも伝わってたのかしらね

だから、不安定になり男と結ばれることをやめた


「吸血姫様、私は相澤家の吸血鬼でございます。

差し支えなければ貴方の計画をお教えいただけませんか?」


相澤の家か…吸血鬼の中の貴族…

何度か対面したことはあったが

まさかこんな少年が産まれていたとはな…


「良い…しかし、他の二人次第だ

赤崎業戀、始まりの二人の息子。アダムとイヴの血を受け継いで生きてきたお前は…私としてはとっても欲しいが、ただ傍で人形のように置いておくことも出来るが?

そして…リラか…お前は目を見ればそいつの過去や考えを読めるのか

じゃあもう私の計画はなんとなくわかってるだろうが」


私の計画


八割は成功して、今は人間だけの世界になりつつある

でもまだ、成功じゃない


人以外いない世界へと変える


この世に私達みたいな生物はいらない

人間以上の力を持つものがこの世にいちゃいけない…

何らかの理由で開いた魔界とこの世を繋ぐ扉


もう殺すしかない。

死ぬしかない


消滅して人間になれればそれでいい


悪く思わないことね、明日日花乃。

貴方が禁断行動をしてしまったが故よ


もしかしたら、人間のまま何かできたかもしれないのにね


「花乃を返してよ」


「この子の意思といってるでしょう

帰ってきて欲しいならこの子が出てこようとする状況を作りなさい」


…こんなに思ってくれてるのに

なんで目を覚ましたがらなかったのかしらね

私の計画がそれとなく精神に影響していたことだけじゃなさそうね


前の男のせいか…

あの男はこの子の初めてを奪いこの子の友達とキスをした。

問い詰めても謝るだけで結局別れたと


何でそれを忘れられないかって言ったら、憎しみだけなわけない


裏切られて愛情をまだ引きずっててどこに捨てればいいかわかってない


男を忘れるには新しい男と新しい思い出で塗り替えるしかないのにね


「…花乃が何考えてるのかわかんない…俺は本気なのに……

もう…いい、教えてよ、その計画」


自棄か…

現代の人間…あぁ一応そうなのか

あの始まりの二人は、最初の子供である赤崎業戀を時空の狭間に閉じ込めた。

そしてそのあとに産んだ子供達により、広げていった。


近親相姦から始まった世界が神聖で綺麗な筈がないわよね

もとより間違ってたのよ


近親相姦と浮気…そして世界を作り出した神は歪んだ愛により出来た子供には異質な能力を植え付けた


それが私達…

私の母や父だってそんなものよね


今では歪んだ愛により生まれた子供を哀れみ幸せのチャンスを残すというのに…


「私はもう伝わりましたから手伝います。」


あら、割と簡単に聞いてくれるのね…


じゃあ…お話しましょうかしら?


ーーーーーーーー




「…それは私も死ぬということですね…まだやりたい事は山程ありますが仕方のないコトですよね…」


死ぬことを厭わないのは相澤 侑希が、赤崎業戀を時空の狭間から救い出し

あろう事か、自分の惚れた女の腹に埋め込んだ

その女が神と恋に落ち神と行為をして、妊娠して


赤崎業戀にアダムとイヴの血と女と神の血が入った。


哀れな男…。


女に会いたいから死んでも構わないと…。


「花乃が死ぬってのは納得行かない」


まぁ、死なずともこの子一人を魔界に閉じこめればいい話だけどね

もう既に魔界の人間は死んでいる。

リラは、もともと天界の人間だ

さすがに、天界の人間殺すわけに行かないしね…


「神の血をも引き継ぐ貴方に言われては仕方ない…

というか、そもそも死なない方法もある


魔界に閉じ込めるって方法がね」


そうでもしないと、不公平だし、これからこの子の手で大量に魔の人を殺す

人じゃなくても動物でも


「俺もそこには行ける?」


「わかってるくせに、変なことを聞くな。

お前は人外中の人外だ。」


「じゃあ、参加する」


割とちょろいな…

さぁこれから、どうしてくかな

久しぶりの投稿になっちゃいましたね

実は作者ストレス性胃腸炎になってました

いや、まだ完璧には治りきってないんですけどね


勉強詰め込みすぎたようです…


でもこれからも、遅くなるかもしれませんが沢山書かせていただきますね



今回は、花乃ちゃんが緊急事態になって展開が大きく動いたと思います

これからの展開に期待していただけると嬉しいですね


では、次話にて、、お会いいてしましょう

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