表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

08

 厨房に戻ると待って居たのはキャンパス地のような布で作られた大きなきんちゃく袋を抱えた体格の良い男性。


「あぁ、シェフもいらっしゃったんですね。初めまして、アクアのダーリンです」

「ビット!!なんてこと言うの!!」


 親しみやすそうな笑みを伴った思わぬあいさつに驚いて立ち止った私を追い越したアクアさんが手にしていた紙束を丸めて男性を打つ。

 頭一つ分以上の身長差があると頭部は遠かったらしく二の腕だったがパコンっと良い音が鳴った。


「マイハニーは照れ屋さんだなぁ。そこも可愛いんだけど……」

「……ちゃんと挨拶してください!!」

「はいはい……

 閣下の命によりシェフの下で厨房に務めることになりましたビットと申します。よろしくお願いします」

「えと……よろしくおねがいします……」


 アクアさんによると本宮で料理人をされていた方らしく、荷運び・皿洗い・芋剥き等何にでも使えますのでこき使って下さいとのこと。

 スタッフに付いてもらえると聞いていなかったので戸惑う。


 人を使う立場になんて付いた事ないのに……


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ