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転生ライフ!オークライフ!?  作者: エケイ
第三章 : 王都 誘拐
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誘拐事件 決着

ホ~タ~ル~の光~(  ̄3 ̄)♪

かなり無理やり詰め込んだのでちょっと長いです。

ご容赦くださいませ。m(-_-)m




俺は頭が破裂してピクッピクッと動いているソレを投げ捨てる。


「はい、終わり。我ながら自分がやばくなってる気がするぜ…あぁ!俺の封印されし人格が…!」

『あるのか?』

「…ないです。気にしないでください…。」


 ヤシロの質問に俺は小さい声で答えながら、手についた血や表現したくないものを振り払う。


「あー、早くエルミアちゃんに会いたいぜ。」

『イサミ、終わったのなら大蛇(無間暴食)を回収するのである。』

「あ、そういえばそうだったね。いま…うん?」


 俺は投げ捨てたオズボーンの方を見ると頭が潰れている状態だというのに上半身を起こして手を伸ばしている。…軽くホラーだ。


「しぶと過ぎるだろ。まだ生きてるのか?黒光りのGさん並だな。…何をしているんだろう?」

『あの魔術の流れからして、どうやら何やら召喚するようだ。気をつけておけ。』


 ヤシロが答えてくれたと同時にオズボーンの前に円形の魔方陣が出現して光だし地面から石で出来た巨大な人形、いやゴーレム?が出てきた…なぜか大蛇(無間暴食)と一緒に。巨大なゴーレムと大蛇(無間暴食)は召喚?される途中でもゴーレムは引き剥がそうと、大蛇(無間暴食)は締め付けて飲み込もうとしている。

 

『ほう、あのゴーレムが残っていたか。』

「知ってるの?」

『あぁ、アレは遥か昔に処刑人を利用して戦闘や大型資材等を運んだりするのに利用されたモノだ。なるほどな。資料には詳しく書いてなかったがこのゴーレムを使って生命力を抽出していたか。』


 召喚した後、オズボーンは今度こそ力尽きたのか倒れてそれ以降動かなくなった。だがそのオズボーンをゴーレムが大蛇(無間暴食)をなんとか引き剥がした後に中心のガラス球に放り込むと全身が発行し、先ほどまで崩れていた腕が修復されていく。


『昔はこのゴーレムも国造りに貢献していたのだが、今では悪人の手に渡って使用されているとは…な。』


 ヤシロの声に残念そうな気持ちが篭っている。まるで、大事な思い出の1つが汚されてしまったかのような…。


『イサミ、頼む。アレを破壊してやってくれ。』

「あぁ、分かった。すぐに終わらせるよ。」


 ゴーレムが俺に目標を移して腕による攻撃を繰り出してきたので、俺は避ける事はせずに正面から金剛をかけた拳をぶつけると、腕は粉々に吹き飛びゴーレムは後方に吹き飛んだ。吹き飛んだ事で無防備になったそこに大蛇(無間暴食)が巻きついてそのまま口をあり得ない位に開けるとそのままゴーレムを飲み込んでいく。


「よしっと。それじゃ、次の作業は…」


 俺はゴーレムが飲み込まれる光景を見ながら他の場所にいる大蛇(無間暴食)にここに来るように念じる。四苦八苦しながらもゴーレムを無事?飲み込んだ時、他の数匹の大蛇《無間暴食》がやってきてので全て回収する。俺は回収した後にそのまま取り込んだ大蛇(無間暴食)達を拳1つ分の大きさに纏めてを手のひらの上に出現させる。見た目は無重力の所に浮かんだ水のようで、漆黒色に染まっているソレにもう片方の手をかざして取り込んだものを確認する。ここに来たときに最初に見た遺体の山や亡くなってしまった人たちの遺体、オーク共、それに大きな岩で出来たさきほどのゴーレムが取り込まれている事がなんとなくだが分かる。


「さて…と。」


 目を瞑り、取り込んだものを二つに分ける様にイメージする。1つはたくさんの遺体、もう1つはオークやゴーレムだ。オークとゴーレムを纏めたモノはペオルの裂け目に放り込む。先ほどから豊穣の息吹の効果で疼いている右腕がさらに疼きだす。やべぇ、まるで溜まっているけど忙しくて出せない!そんな気持ち。男性諸君ならわかるよね?


『さりげなく取り込んだモノを二つに別けおったな。器用なものである。』

「え?そうなの?」

『それにタルカスの力で取り込んだモノを私のペオルの裂け目に入れるなんて面白い発想ね。』

「あ、ひょっとして意味が無かったかな?」

『いいえ、可能よ。ただ初めてよ?私の力をこんな風に使うのは。』

『せっかく我の力で取り込んだのにマリンの力で無くすとはもったいないのである!まぁ別に問題ないのではあるがな!』

「ふむ、俺が初めてか…普通に出来るもんだと思ってた。」

『…うーむ。』『へぇ…。』


 俺の言葉にマリンとタルカスが少し驚いたような声を出していると今度はヤシロが話しかけてきた。


『イサミには本当に驚かされてばかりだな。しかし、なぜ二つのに別ける必要があったのだ?』

「えっと、それはな…ちょっと待ってて、できるかわかんないけどやってみたい事があるんだ。」


 俺はかざしていた右手に癒しをイメージして魔力を通す。今度は身体的な傷ではなく、ここに連れて来られて心におった傷を少しでも癒せるように。泣いている子供の頭をそっと撫でてやって、「よく我慢したね」と言ってあげる時の様な露理魂紳士のイメージを!…もとい、誰にでもやさしくなれるような慰めてあげるような感覚をイメージをする。


 イメージを進めて行くうちに右手が何時ものように熱くなり始める。掌の上に浮いている漆黒だった色が徐々に色が抜けていき、透明な色に変わっていく。


『なっ!?コレは何をしているのであるか!?』

『ちょっ、ちょっと!!コレは危険じゃない!?』

『イサミ!?』


 なぜかヤシロたちの声が聞こえているのに頭に入ってこない不思議な感じになる。今は目の前だけの事しか頭に入らないかのような…そんな感じだ。完全に透明になった球は徐々に七色に変わっていき膨らんでいく。そして静かな音を立てて破裂した。






---エルミア---



「…嬢…ま…。お…様…。お嬢様!」

「う~ん?ルド…ルフ?」

「お気づかれになられたのですね!あぁ!本当に良かった!」


 気がつくと、目の前に疲れたような顔をしたルドルフが本当に心配したかのような声で「大丈夫ですか?どこかお怪我は?痛いところはございませんか?」と言ってくるので「大丈夫。」と答えておく。上半身を起こすとワタナベと何故かここにいる(マロク…だったかな?)少年の2人が心配そうな声で私を気遣ってくれる。


「あ~本当に心配したんですよ?無事でよかったですー。」

「ほんまにな。さすがにコレで起きんかったらルドルフの爺さんに怒られるところやったわ!」

「2人とも心配をかけたみたいね…。ごめんなさい。」

「そ、そんな滅相も無いです。」

「そやそや、こっちのノアはんも無事みたいやしね。」


 横を見ればノアが眠っていた。一瞬大丈夫か?と思ったけど、規則正しい呼吸音が聞こえるから問題なさそう。


「よかった…。ところでノアの治療は誰が?」

「恐らく、イサミ殿かと。」

「イサミッ!?」


 そうだった!ここに何故かイサミがいたんだ!でも、何時もと違ってどこか様子が変で私を襲ってきたんだった。一瞬、よく似たオークかと思ったけど首にはあの隷属の首輪があったし、何より他のオークは近づくだけで臭くて鳥肌が立つ様な気味の悪さがあったのに、イサミに抱きつかまれ、地面に押し倒されたときでも襲われる純粋な恐怖以外は浮かんでこなかった。あのオークは間違いなくイサミだ。


「……。」


 そっと首の辺りを触るとほとんど残っていないが僅かに噛まれた後が残っている。あの時、イサミに噛まれたけど痛み以上にイサミが泣いている事が何故か私も悲しくなって抱きしめてあげた。…今思い出すと少し恥ずかしい。


「お嬢様?」

「~~~ッ!?なんでもないッ!」


 なんだろう?イサミの泣いていた顔が忘れられない。あの顔を思い出すと傍にいてあげたくなる。そして、「大丈夫。私が傍にいるよ?」と声を掛けてあげたくなってしまう。あってまだ数日しか経って居ないというのにイサミが傍にいないと心が落ち着かない。


「そ、そうだ!リルリカちゃんを助けないと!あ、あれ?」


 初めての自分の感情から逃げるように私はわざと少し大きめな声を出して立ち上がるとさっきまでは見えなかったが、ルドルフの向こう側にリルリカちゃんが横たわっていた。


「り、リルリカちゃんなら何とか救出できたんです!そしてさっきローブを被ったイサミさんに治して貰ったんですよ!あんな凄い回復魔法初めてみました!あんなに凄い魔法があったんですね~!」


 ワタナベが感動したかのような声を出している。それにマロクも同意するかのように頷いている。これは…少しまずいかしら?ちょっと頼りないとはいえ、勇者のワタナベと商人の弟子であるマロクにこの情報が伝わったらすぐに広まってしまうかもしれない。


 私は横にいるルドルフを見ると、同意見なのかルドルフも頷いているので、私は2人に口止めを説得し始める。


「2人とも、実はイサミの回復魔法は秘密にしておきたいの。あんな凄い回復魔法は私もイサミ以外で見たことがない。だからこそ噂が広まってしまえばイサミは命を狙われるかもしれないの。お願い、この事は秘密にしてください。」

 

 私が頭を下げてお願いすると最初にワタナベが慌てて答えてきた。


「へっ?あ!いやいや、広める気なんてないですよ!そ、そうですね!命が狙われる危険性があるんなら広めたりしないですよ!!」

「ありがとう、ワタナベ。」


 ワタナベは「良いんですよ~」と微笑みながら答えてくれた。 


「まっ、ワイも主人であるイサミはんの危険を増やす気は無いよ。(勿論、師匠には話すけどな。)」

「しゅ、主人?」


 よく分からないことを言っているなと思ってたら横から、ワタナベが


「しゅ、主人!?そ、そそそれはどっちが!マロク君が受けという事、ででですか!?」

「は、はい?受け?」

「受け!?あんな大きいイサミさんのものをマロクさんが受ける…、キャーーー♪」


 ワタナベが今まで以上ないぐらい元気に飛び跳ねている…。何が嬉しいのかしら?ともかく、今はイサミと合流してここから脱出しないと!


「ルドルフ、イサミは?」

「はっ、恐らくこの向こうで倒れているかと。あっ、怪我とかではありませんのでご心配なく。」

「倒れているのに?…まぁ良いわ。私とワタナベが向かうわ。ルドルフとマロクでノアとリルリカちゃんを見てて。」

「しかしっ!…いえ、分かりました。くれぐれもお気をつけて。」

「えぇ。」


 私の説得は無理だと思ったのか或いは作戦が利にかなっていると思ったのか、或いは両方か分からないが私の言う事にルドルフは従ってくれた。私は未だに「キャーー!帰ったらさっそく書かないと!」と叫んでいるワタナベを連れて(引っ張って)イサミのいると思われる場所に向かった。



---------




「あれれ?ここに居た筈なんですけど?」


 イサミがいたと思われる場所に着いたみたいだけど、肝心のイサミの姿が見当たらない。


「(もしかして1人で奥に…?)」


 ここにはまだ奥に続く道がある。可能性としてはワタナベとルドルフが通ってきた道を行った可能性も在るにはあるけど、やはり赤ローブたちがいると思われるこの奥に行った可能性が高い。だとすると、イサミが危ない!黒ローブ1人なら恐らくイサミでも遅れは取らないと思うけど、赤ローブは黒ローブたちとはレベルが違う。


「ワタナベ!急いでルドルフたちを呼んできて!私はイサミを助けに行く!」

「えぇ!?む、無茶ですよ!ルドルフさんと合流してからのほうが…!」

「時間が無いかもしれない!急いで!」


 心の中ではワタナベの言う事が正しい事を理解している。だけどイサミが危ないと思うと落ち着いていられない。自分でも信じられないぐらいに。


「(後で、ルドルフに怒られるわね…。)」


 ワタナベが「わ、分かりました!すぐに呼んできます!」と走り去っていくのを確認すると、私は短剣を抜いて奥に向かって走り出す。走り出してしばらくすると黒ローブの1人が見えてきた。そいつは道の真ん中でボーっと突っ立ていたけど、私に気付くと剣を抜いた。だけど、なぜかすぐに剣を放り捨てて土下座の姿勢をとった。


「…?何?あなた?」

「は、ははぁ!キースでございます!え、エルフのお嬢様に置かれましては先日お世話になりまして…「キースって、あの逃げて死にそうになったキース?」ははぁ!その間抜けなキースでございます!!」

「…そのキースがここで何しているの?」


 私は警戒しながらキースを見つめる。すると、ここに来た理由やなぜここで立っていたのかを教えてくれた。


「そう。ならやっぱりこの先にイサミがいるのね。」

「ははぁ!さきほど大きな音がしましたから、…恐らく戦闘中かと…あっ!イサミの旦那はここで待ってろと…!」


 私はキースの会話の途中で駆け出す。大きな音、ソレはもしかすると赤ローブによる魔法の攻撃によるものかもしれない。だとするとイサミが危ない!そう考えれば考えるほど、心に焦りが生じ始め、自然と足が速くなり呼吸が乱れてしまうぐらいのスピードで駆け抜ける。


「はぁ、はぁ、はぁ!」


 私は行き着いた先に備え付けられてあった扉に手を駆ける。扉の向こう側でイサミが物言わぬ姿になっていたら…、今正にイサミに剣が振り下ろされる瞬間だとしたら!そんな嫌なイメージを首に左右に振ることで拭い去り、力任せに扉を開け放つ。


「イサミッ!……え?」


 目の前に広がっていたのはイサミの傷だらけの姿でもなければ赤ローブと戦っている姿でもない。ローブを脱いだイサミの周りには数え切れないほどの淡く光輝く小さな玉が浮かんでいて、イサミの掌には光る玉の中でも一番大きな玉が浮かんでいた。


「…綺麗…。」


 私は思わず呟いていた。本来ならば暗く殺風景な景色のはずの洞窟のはずがここだけは、まるで絵本の中で書いてあるような幻想的な空間になっている。そしてその中心にいるイサミに目をやると、イサミが掌に浮かんでいた玉を開放するかのように手を上に向かって優しく振り上げると大きな玉が浮かび上がっていき、それにつられるかの様に周りの玉も浮かび上がっていく。そして、大きな玉が一段と輝いたと思ったとき


『ありがとう』


 そんな言葉が頭の中に優しい声で響き渡る。それは1人のものではなく、沢山の女性や男性のものだった。そして、声が聞こえなくなると多くの玉の光が徐々に薄くなっていき遂には全て最初からいなかったかのように消え去ってしまった。


「……。」


 私は声を出す事が出来ないぐらい今の光景に見惚れていた。今の声は一体?これは魔法なの?幾つもの疑問が浮かぶがどれも後回しにしてしまうぐらい、先ほどの光景は美しかった。


「イサミ…?イサミッ!!」


 今のイサミは此方からでは背中しか見えないが、よくみれば肩が震えていた。それを見た途端、私は疲れを忘れて走り出してイサミに後ろから抱きついた。とても大きな背中。抱きつくといっても私とイサミの身長差では腰辺りに抱きつく事しか出来ないが、それでも後ろから思いっきり抱きしめる。イサミは突然現れた私に驚いているみたいだけど、構わずに抱きしめる。


 イサミ、お願いだから。1人で泣かないで?



終わったー!遂に終わったーー!!

ワーイ。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。ワーイ

正確にはまだ、後始末編はあるけど、これで誘拐編大のまかなの内容はお~わり!

次はどうしよう!!やっぱりエルフの国に行く前にギルドで冒険?うーむ、悩みますけど、この瞬間が一番好きだす!(*⌒∇^)ノヤッホーイ

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